日本人の魂を形成した神聖な場所。
1972年に創設されたユネスコの世界遺産。遺跡や建造物・自然・景観など、人類が共有すべき普遍的価値があると評価されるものの世界的な指標です。その大きなものの考え方は世界中の人々に共感され、その国を代表する財産として各地で保護管理され、また観光の名所となっています。
日本で最初に世界遺産に登録されたのは、1993年の法隆寺と姫路城。以来、数年に一度のペースで追加されてきました。今や国内では自然遺産、文化遺産を合わせて16ヶ所が登録されています。特に西日本では古くから都の置かれた奈良・京都があり、歴史的建造物の宝庫。東日本と比べるとその数は大変多くなっています。
純日本的な美しさを持つ建物や、瑞々しいばかりの自然。そして人々の心の拠り所として、日本人の魂を形成した神聖な場所。そんな、日本が世界に誇る名所の数々を訪ね歩きました。