青岸渡寺
せいがんとじ □和歌山県東牟婁郡那智勝浦町
大滝の水音を聴く、那智山の古刹。
青岸渡寺は2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に登録された名刹で、また西国三十三箇所の第1番の札所でもあります。熊野那智大社と同じ参道、長い長い石段を上ったところにあります。
那智の大滝の写真で、ガイドブックなどにも最もよく登場する写真。そこには朱塗りが鮮やかな三重塔が写っていますが、実はこれが青岸渡寺。もともとは熊野那智大社を含め複数の寺社で構成される那智権現のひとつでしたが、明治に入り神仏分離令によって分離しました。
青岸渡寺は古来より熊野那智大社とは一体であり、那智権現として崇敬を集めた。西国三十三所の第1番札所。
境内へは長い石段を上る。
石段を上り切る直前の観世音菩薩。
青岸渡寺の山門。
標高は約300mあり、山並みの眺望も素晴らしい。
豊臣秀長により1590年再建された、重要文化財の本堂。
古色蒼然とした本堂に掛かる、美しい扁額。
古色蒼然とした本堂が放つ、霊験あらたかな存在感。
荘厳な那智の大滝がもたらす豊かな森に覆われた那智の霊地に、いかにも山寺の雰囲気あふれる青岸渡寺。降り注ぐ南紀の陽光が三重塔をまぶしいくらいに明るく照らしています。三重塔は昭和後期に再建されたもので、2、3階は展望所になっています。空を舞う鳶になったような気分で、那智の大滝、原始林、太平洋を眺められ、それはそれは雄大で荘厳な風景です。
古色蒼然とした本堂も見ごたえあり。推古天皇の時代からという長い歴史の中で何度か改築・再建されていますが、現在の本堂は豊臣秀長によって1590年に再建されたものです。境内ではもっとも古い建物で、その存在感はピカイチ。大滝から聞こえる水の音が、壁を洗い柱に染み込み、本堂にはいつも霊験新たかでしっとりとした雰囲気が流れています。
本寺が熊野那智大社から独立する際、豊臣秀吉が高野山に建てた青巌寺に由来する「青岸渡寺」が寺号として決められた。
最もよく知られる、三重塔と那智の滝。
14世紀鋳造の梵鐘を納める鐘楼。
那智七福神を祀る「如法堂」。
西国三十三所札所の御朱印。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 青岸渡寺 |
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所在地 | 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山8 |
問い合わせ先 | 0735-55-0001 | 青岸渡寺 |
休業日 | 無休 |
料金 | 三重塔のみ200円 |
駐車場 | 周辺有料駐車場あり |
公式サイト | http://www.kumano-sanzan.jp/seigantoji/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/青岸渡寺 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1121355-d1385231-Reviews-Seigantoji_Temple-Nachikatsura_cho_Higashimuro_gun_Wakayama_Prefecture_Kinki.html |
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