上賀茂神社
かみがもじんじゃ □京都府京都市
平安遷都以前から崇められた歴史と、風雅な境内。
上賀茂神社は、正式な名称を賀茂別雷神社といいます。創建は678年と言われ、京都の中でも少ない平安遷都以前からの古い歴史を持つ神社です。南にある下鴨神社と合わせて賀茂神社と総称され、毎年5月15日に合同で行う葵祭は京都三大祭のひとつとして全国的に有名です。
神社の周辺では白壁の古い町並みを水路が走り、夏でも涼しげな光景です。社家町と呼ばれるこのあたりは、上賀茂神社のもうひとつのハイライトでもあり、国の指定する景観保存地区として守られています。
境内には川が流れていて、同じ川でも場所により名前が異なっている。写真は「ならの小川」。建物は重文の「土屋」。
朱塗りが鮮やかな1628年再建の楼門。
川沿いには豊かな緑が生い茂る。
春にはシダレザクラが、見事に咲き誇る。
正面に大きくそびえる「一の鳥居」を抜けると、まず広がるのは芝生の広場。かつて馬場として使われていたこの場所は晴れた日にはうららかな雰囲気で、小鳥が地面を小走りに遊んだりしています。神社の中にこれだけの芝生があるのは、ふと考えてみると珍しいもので、休日にはのんびりと芝生で過ごす人達で賑わいます。また春には鳥居脇のシダレザクラが見事に咲き誇ります。
「一の鳥居」を抜けると広がる、美しい芝生の広場。かつて馬場として使われたといい、有名な枝垂桜「斎王桜」と「御所桜」がある。
見どころのピークを迎える、立砂と楼門。
二の鳥居をくぐりその広場を抜けると細殿と呼ばれる建物があり、その手前には特徴的な砂の小山がふたつ。「立砂」と呼ばれるその端正な円錐の盛り砂は、上賀茂神社のご神体である神山(神山はここから北へ2kmほどの場所にある山)を表したものだそうです。
その奥には朱塗りが見事な楼門が控えます。真っ白な玉砂利と建物の鮮やかな朱色の対比がとても美しく、さっき降った雨に濡れてより濃く輝くような色が印象的でした。やがて雲が動き、雨の前より少し強くなった気がする初夏の太陽に、目に映るもの全てが明るく輝き出します。建物の鮮やかな朱色が夏空、雲、緑葉、それぞれの色を相手に見せるコントラストを楽しみました。
上賀茂神社の名所「立砂」。「細殿(拝殿)」の前にあり、ご身体である「神山」を表したもの。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 上賀茂神社 |
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所在地 | 京都府京都市北区上賀茂本山339 |
問い合わせ先 | 075-781-0011 | 上賀茂神社 |
休業日 | 年中無休 |
料金 | - |
駐車場 | 敷地内有料駐車場あり |
公式サイト | https://www.kamigamojinja.jp/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/賀茂別雷神社 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298564-d1312180-Reviews-Kamigamo_Shrine-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html |
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