松下村塾
しょうかそんじゅく □山口県萩市






<明治維新の主役たちを輩出した、日本史上に残る私塾。>
吉田松陰が教鞭をとり、明治維新で活躍した多くの志士を輩出した「松下村塾」。わずか8畳の質素な建物から、近代日本の礎が築かれた歴史の舞台です。身分の分け隔てなく学問を説いた松陰の熱い思いに触れ、歴史ロマンを感じてみませんか。本記事では、松下村塾の魅力やアクセス、実際に訪ねて分かったオススメ情報などを詳しく紹介します。
所要時間:30〜45分(見学・散策)
明治維新の主役たちを輩出した、日本史上に残る私塾。
萩市街のはずれにある松陰神社は、その名の通り江戸時代末期の思想家、吉田松陰を祀る神社です。明治23年に松陰の実家があった場所に建てられたもので、学問の神様として信奉を集め、正月にはたくさんの参詣客で賑わう萩の町きっての名所です。
初夏の甘い香り、さらさらと風に揺れる藤の花、風情たっぷりの松陰神社の境内に、日本史上に残る私塾の建物が残されています。それがあの松下村塾です。現在も当時の建物がそのまま保存され、展示されています。

吉田松陰を祀る松陰神社の境内にある、日本史上に残る私塾。
松陰が教鞭を振るう姿が、今にもよみがえりそうな。
木造瓦葺きの平屋は二室しかない小舎で、もともとは松陰の実家の物置だったそう。質素な造りが、逆に学問に対しての純粋さや情熱を感じさせます。講義室として使われた八畳の部屋には、松陰の像と簡素な机が置かれているのが見えます。今にも松陰が教鞭を振るう姿がよみがえりそうな、屋内を眺めていると時間が巻き戻されていくような感覚に陥ります。
それまでの常識を覆し、武士や町民などの身分の分け隔てをなくし、広く塾生を受け入れた松下村塾。ここは高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋など、明治維新の主役たちが己を磨いた場所。この今目の前にある松下村塾が、近代日本の礎を育んでいたんだと考えるといよいよ感慨深く、漂う藤の香りもいっそう濃く感じるのでした。

ここは高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋など、明治維新の主役たちが己を磨いた場所。
photo.
アクセスマップ
■公共交通アクセス
- JR東萩駅→ 萩循環まぁーるバス東回り 約28分 →「松陰神社前」バス停下車すぐ。
- または、JR山陰本線「東萩駅」から徒歩約15分、同線「萩駅」から徒歩約40分。
- JR新山口駅から防長交通バス(特急・一般)で東萩へ約70~95分、その後バスor徒歩。
■車でのアクセス
- 小郡萩道路 絵堂ICまたは美祢東JCTから国道490・262号経由で約20分、約30 km。
詳細情報
名称 | 松下村塾 |
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所在地 | 山口県萩市船津1 |
問い合わせ先 | 0838-25-3139 | 松下村塾 |
休業日 | 無休 |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場あり |
公式サイト | http://shoin-jinja.jp/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/松下村塾 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1023690-d1384408-Reviews-Shoka_Village_School-Hagi_Yamaguchi_Prefecture_Chugoku.html |
LAST VISIT | 200505 |
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