東大寺・南大門
とうだいじ・なんだいもん □奈良県奈良市
金剛力士像が睨みを効かせる、古色蒼然とした大門。
東大寺・大仏殿の南で、大仏へ参詣する人々を巨大な南大門が出迎えます。古色蒼然としながらその壮大さは、世界一大きな木造建築である大仏殿へ人々を導くに相応しい偉容と風格に満ちています。そしてその門の中で左右に待ち構える金剛力士像は、運慶・快慶による鎌倉文化の傑作としてあまりにも有名です。
創建当初の南大門は平安時代の台風で倒壊し、鎌倉時代の1199年に重源上人によって再建され現在に至ります。高さ25m、幅29m、これは寺院の山門としては日本最大だそうです。極太の丸柱18本が力強く支える高い高い軒裏や屋根裏の様子は、見上げて声を上げてしまうくらい迫力満点です。
運慶・快慶による傑作、金剛力士立像。隆々たる筋骨、迫真の表情はまさに魂が込められているのを感じる。写真は阿形像。
写真は吽形像で、2体とも高さは8.4m。1203年に造立された。
夜のライトアップに映える南大門。
800年という年月が、刻み込まれた風格。
周りにはいつもたくさんの鹿たちがいて、いかにも奈良らしい風情が漂います。松林に囲まれた石畳の回廊に悠然と構える南大門を見上げると、800年という年月が刻み込まれた風格、堂々とした姿に圧倒されます。柱は過ぎ去った時間が染み込んだ、とても深い色をしています。
そして阿行、吽行の金剛力士像。まさにアウンの呼吸で訪れる者を見張っています。それは本当に素晴らしい彫像です。高さ8.4m、その筋骨隆々とした躍動的な存在感は、個人的には大仏様より強烈で、圧倒的なボリュームで迫ってきます。ほんとに凄いものを作ったもんだと、見るたびに毎回驚いてしまいます。ちなみに国内で数ある仁王像の中で、お互い向き合って立っているのはこの像だけなんだとか。
また夜のライトアップされた仁王像は、昼よりもその筋肉の動きや憤怒の表情により陰影が出て迫力が倍増。昼間に比べるとひっそりとした境内にあって、ますますオーラを放つ南大門が印象的です。
800年という年月が刻み込まれた風格。南大門は日本最大の山門で、高さ25m、幅29m。
阿形の全身像。豪胆な表現はどんな仁王像よりも迫力がある。
吽形の全身像。2体が向かい合っているのは大変珍しい。
南大門の内側の柱や梁は、圧巻の迫力。
夜になると、仁王像の迫力が一層増す。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 東大寺・南大門 |
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所在地 | 奈良県奈良市雑司町406-1 |
問い合わせ先 | 0742-22-5511 | 東大寺寺務所 |
休業日 | 年中無休 |
料金 | |
駐車場 | 周辺有料駐車場あり |
公式サイト | http://www.todaiji.or.jp/contents/guidance/guidance8.html |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/東大寺 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298198-d319876-Reviews-Todaiji_Temple-Nara_Nara_Prefecture_Kinki.html |
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