その土地に合わせて進化したラーメンは、今や堂々たる観光資源に。
ご当地ラーメンという言葉も聞き慣れて久しく、今や○○ラーメンと呼ばれる名物が各地に増えてきました。すでに地域地域でそれぞれに進化を遂げていた個性的なラーメンがあらためてクローズアップされ、新たな観光資源として脚光を浴びるようになりました。
昔は地名が付いたラーメンといえば、札幌ラーメンや博多ラーメンが筆頭格。長らくその両横綱の時代が続きましたが、1994年にオープンした、全国のラーメン店を集めた「新横浜ラーメン博物館」が火付け役に。以来、数多くのご当地ラーメンが注目され、旅先の楽しみのひとつとして一般的に認知されるようになりました。
その地域ごとに特色あるラーメンは、例えば特産物が使われていたり、気候風土や習慣を反映していたり、なかなかに奥が深いもの。その土地でしか食べられない、それぞれに魅力的に発展していったラーメンを求めて旅の行程を変えることも、僕にはしばしばあることです。
