東大寺・大仏殿
とうだいじ・だいぶつでん □奈良県奈良市
世界遺産という肩書きさえ小さく見える、圧巻のスケール。
言わずと知れた東大寺大仏殿。奈良の大仏さんが座している、世界一大きい木造建築物です。現在の大仏殿は江戸時代に再建された3代目の建物で、8世紀の創建当初は現在のものより1.5倍大きかったそうです。今も大仏殿を眼前にして目を見張るほどの大きさですが、何百年も昔にもっと大きな大仏殿が作られていたことには驚かされます。さらに創建当初には大仏殿を東西に挟むように高さ100mの七重塔が2基建てられていたとか。
境内に入ると、まずその全景的な美しさに心打たれます。何もかもがスケールが大きく、しかし実に巧妙に緻密にデザインされた美しさです。言葉としては、完璧だとしか言いようのないような。修学旅行では気付かなかった美しさに圧倒されます。
秋に色づき出した春日山を拝見に、堂々と聳え立つ大仏殿。現在は3代目で江戸時代に再建されたものだか、創建時はこの1.5倍の大きさだった。
大仏殿は、世界一大きな木造建築物と言われる。
大晦日、大仏殿廻廊の前に焚かれた篝火。
ライトアップされた大仏殿、手前は創建当初のまま残る国宝の「八角燈籠」。
大晦日など限られた日にだけ、「観相窓」が開かれている。
あの大きな手に、乗ってみたくて。
夏でもひんやりと涼しい大仏殿に入ると、やっぱりいつ見ても大きな大仏さんが悠然と御座しています。幼い頃はどうにかして乗りたかった大仏さんの手。そして必ずくぐっていた柱の通り抜け。今となっては両方出来ないですけど、いつまでも変わらない神聖な空間です。
ちなみに大仏殿に入る直前、礎石の石段を上ったすぐ右側に真っ赤な頭巾をかぶったちょっと強面の木像があるんです。これは賓頭廬尊者像(びんずるそんしゃぞう)という仏様。なかなか怖いお顔をされてるんですが、自分の身体の痛い箇所と同じ部分を触れば治ると言われている仏様です。
日本が世界に誇る世界遺産。そんな肩書きも小さく聞こえてしまうような威風堂々とした風格を漂わせて、奈良を訪れる人々を迎え入れます。
752年に開眼供養会が開かれた盧舎那仏坐像、通称「奈良の大仏」。高さは約15m、重さは約400tもある。長い歴史の中で何度か火災で再建されたが、今でも一部は当初の部分が残っている。
大仏背後の光背には、「化仏」と呼ばれる小さな仏様16体が並ぶ。
大仏殿内にある模型。奈良時代、鎌倉時代、江戸時代のそれぞれの大仏殿が展示されている。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 東大寺・大仏殿 |
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所在地 | 奈良県奈良市雑司町406-1 |
問い合わせ先 | 0742-22-5511 | 東大寺寺務所 |
休業日 | 年中無休 |
料金 | 大人:500円 小学生:300円 |
駐車場 | 登大路観光駐車場:535台 |
公式サイト | http://www.todaiji.or.jp/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/東大寺大仏殿 |
食べログ | - |
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