この地で脈々と続いてきた、讃岐うどん文化。
一時のブームは少し落ち着いた感はありますが、その後も個人的にどっぷりとハマってしまった讃岐うどん。噛み応えのあるコシ、麺から薫る芳醇な小麦の香り、それらを引き立たせるダシ。そして釜玉、釜上げ、ぶっかけなど、店によって様々な特色があって。
その旨さにのめり込んだのは当然のことながら、やはりもうひとつの大きな魅力は、地元の方々の生活の中にある「うどん文化」。香川を訪ねてあらためて気付くんですが、讃岐うどんの日常性といったら半端なものではありません。その消費量は他県の5倍とも7倍とも言われ、ひとつの町に何軒ものうどん屋があります。観光客も多いのは確かですが、そこには脈々と続いてきた讃岐うどん文化があり、その中に身を置いてうどんをすすることの心躍りは他では味わえない体験。そんなものに強く惹かれながら、讃岐うどん巡礼はまだまだ続きそうです。
