壇上伽藍
だんじょうがらん □和歌山県伊都郡高野町
1200年を超え、高野山信仰の中心地であるということ。
奥の院と並んで高野山の二大聖地のひとつ。壇上伽藍は空海が高野山を開いて最初に堂宇を建てたところで、以来約1200年ものあいだ、高野山信仰の中心として時を紡いできました。周囲を杉木立に囲まれ、開けた壇上伽藍にはいつも明るい日差しが降り注いでいます。
壇上伽儖の見どころとしては、金堂、根本大塔、高野四郎などが有名。ほとんどの建造物は江戸時代から昭和時代に再建されたものですが、高野山の開祖・空海の教えを今に伝える貴重な堂宇ばかりです。
壇上伽藍は空海が高野山を開いて最初に堂宇を建てたところ。写真手前は金剛峯寺「西塔」、奥に「根本大塔」が見える。
世の中の朱色を集めて、凝縮したような赤さで。
金堂は高野山で一番最初、819年に創建されましたが、幾度となく焼失と再建を繰り返しました。現在の金堂は1926年の焼失後、1932年に再建された比較的新しい建物。高野山全体の総本堂とされる建物で、山内の主な法要はすべて金堂で行われます。
そして高さが約48.5mもある朱塗りの多宝塔・根本大塔。雑誌などにもよく出てくる高野山のシンボルでもあり、その独特のシルエットもよく知られます。どっしりとした二層瓦葺きの大塔は、世の中の朱色を集めて凝縮したような赤さで空に映えます。
高さ50mの根本大塔は圧巻の迫力。高野山のシンボルのひとつ。
今も空海の教えが、信心深く継承されている。
また根本大塔の正面にあるのが、「高野四郎」の名で親しまれている梵鐘。現在のものは1547年に改鋳されたもので、今も一日5回、合計108回打ち鳴らされています。その他にも壇上伽藍には19もの諸堂があり、まさに真言密教の聖地たる風格が漂います。
壇上伽藍を散策していると、修行僧なのか、袈裟を羽織った20人ほどの僧侶が列を組んで大会堂の前に小走りでやってきました。整列して一心に経を唱えている様子を見ていると、今も空海の教えが信心深く継承されていることを、実感せずにはいられませんでした。
高野山を歩いていると、今も空海の教えが深く継承されていることを実感せずにはいられない。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 壇上伽藍 |
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所在地 | 和歌山県伊都郡高野町高野山152 |
問い合わせ先 | 0736-56-3215 | 金剛峯寺伽藍 |
休業日 | 無休 |
料金 | 入場無料、根本大塔拝観:200円、金堂拝観:200円 |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | http://www.koyasan.or.jp/meguru/sights.html#danjogaran |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/高野山 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1121341-d324937-Reviews-Koyasan_Danjo_Garan-Koya_cho_Ito_gun_Wakayama_Prefecture_Kinki.html |
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