きさく・広島汁なし担担麺
きさく・ひろしましるなしたんたんめん □広島県広島市
新広島名物、汁なし担担麺発祥の店。
「くにまつ」の衝撃でハマってしまった広島汁なし担担麺。その名の通り、スープが麺に隠れて見えないことと、花山椒の香りと刺激がやみつきになるご当地麺です。そして今は全国的にも知られるようになってきた広島汁なし担担麺の発祥と言われるのが、今回ご紹介する「きさく」というお店です。中国の四川省では担担麺は汁なしで食べられるのが一般的で、きさくの店主が本場の味を日本で提供したのがヒットのきっかけだったそうです。以来、爆発的と言っていいほど急速に広島のご当地グルメとしての地位を確立してきましたが、今回はその原点に迫る訪問です。
開店直後、店内はアッという間に満席に。
きさくの店舗は、路面電車の路線の中でも支線的な役割の江波線、舟入幸町駅の近くにあります。この日は平日の午前中ということもあってか、江波線の乗客はほとんどいません。駅を降りたのは私ひとりだけ。ほどなくして真っ赤な壁と暖簾が目印のきさくに到着します。
開店と同時に店に入った私は、この日の1番客。見たこともない卓上の小さな券売機で食券を買い、カウンター席で手渡します。その後は続々と客が入り、L字型のカウンター席のみの店内はアッという間に満席です。さっき乗ってきた路面電車の空き具合からはどうしても結びつきません。
漂ってくる、花山椒のツンとした香り。
きさくの広島汁なし担担麺、食券を渡す時に辛さを聞いてくれます。辛いものがあまり得意でない私がその旨を伝えると、1/2辛というのがあるそうで、通常の半分の辛さで注文しました。そして例によって素早い提供。広島汁なし担担麺の特徴です。そして当然のように20回以上かき混ぜます。すでに漂ってくる、花山椒のツンとした香り。
きさくの担担麺は、タレの味が結構パンチ効いています。しかし相変わらずクセになりそうな広島汁なし担担麺の味です。さらに1/2にした花山椒、それでも唇が痺れてくるほどの辛さがあります。そして一杯530円という安さ。白飯は50円ですが、セルフで入れる冷水機の隣に置かれた炊飯器から、自分の好きなだけ取り放題のシステムです。
発祥の店として、しっかり印象に残る美味しさ。
要注意なのは、お店がなかなかに汚いこと。床やカウンターはもちろん、卓上の調味料までもがなんだかベトベトしています。潔癖症の方は完全に無理なんじゃないか、と思えるほど。店内も薄暗く、大音量でAMラジオが流れている雰囲気はちょっと不気味です。
味については個人的には初めて食べた「くにまつ」に軍配。でも発祥の店として、しっかり印象に残る美味しさでした。店を出てしばらく、口の中にはほんのりと甘味が残っていました。辛さからの反動なのかどうか、理由は分かりませんが、ちょっと意外な後味でした。
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アクセスマップ
詳細情報
名称 | きさく・広島汁なし担担麺 |
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所在地 | 広島県広島市中区舟入川口町5-13 |
問い合わせ先 | 082-231-0317 | きさく |
休業日 | 水曜日・月に1日不定 |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | https://sites.google.com/view/kisaku/ |
wikipedia | - |
食べログ | https://tabelog.com/hiroshima/A3401/A340120/34000159/ |
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