楠本屋・和歌山ラーメン
くすもとや・わかやまらーめん □和歌山県海南市





醤油のキレが絶品、海南の和歌山ラーメン。
和歌山ラーメン店巡りは、和歌山市を飛び出さして南隣の海南市へ。今回訪ねたのは和歌山マリーナシティ近く、国道42号線沿いにある楠本屋です。2006年にオープンした、和歌山ラーメン店では比較的新しいお店。しかしその味が評判を呼び、瞬く間に人気店の仲間入りを果たしました。
今回も15時くらいの訪問だったのですが、まだ行列がありました。店内はシックで落ち着いた内装で、和歌山ラーメンによくある赤色は全くありません。女性ひとりでも入りやすい印象です。

和歌山マリーナシティ近く、国道42号線沿いにある「楠本屋」。所在地としては海南市になる。


2006年にオープンした和歌山ラーメン店。


メニューは「そば」「豚」「大」の組合せ。
色の濃いスープが、楠本屋の特徴。
楠本屋の和歌山ラーメンは、メニュー上では「そば」です。他にチャーシュー多めの「豚そば」、大盛の「大そば」、数量限定の「ねぎそば」など。もちろん卵と早すしはテーブルの上に置かれています。初めてなので基本の「そば」を注文します。
丼はやや深めのタイプで珍しいですが、ラーメンの見た目は和歌山ラーメンの王道を行くもの。具はチャーシュー、メンマ、なると、ネギ。スープはこってり系の色をしていますが、色がやや濃い目です。そしてそれが楠本屋の一番の特徴です。

レンゲですくうとよく分かる、色の濃いスープが特徴。スッキリした醤油と豚骨のコクのバランスが、楠本屋の真骨頂。
絶妙なバランスで、醤油の香りが立つ。
ひと口スープを啜ってみると、想像した以上にスッキリしています。それは見た目の色が濃い分、醤油が効いているから。しっかりと豚骨のコクと旨味は主張しつつ、ある段階でフワッと醤油の香りが立ってきます。その絶妙なバランスが、楠本屋の真骨頂。いわゆる井出系とされますが、その中では少しだけ車庫前系寄りな和歌山ラーメンです。
その味に以前食べた丸田屋を思い出したのですが、何を隠そう楠本屋の店主の弟さんが丸田屋のオーナーであり、4年ほど丸田屋で修行されていたのだそうです。なるほど、と納得がいきました。

いわゆる「井出系」とされるが、その中では少しだけ「車庫前系」に近くも感じられる。幅広い層から支持を集めている。


丼はやや深めのタイプで珍しい。


もちろん、生卵と早寿司も一緒に。
麺にもチャーシューにも、スープが絡む。
麺はストレートの細麺で、自慢のスープがたっぷり絡みます。チャーシューはとろとろのジューシーなタイプ。薄切りである分、これにもスープがしっかり絡んで旨味倍増です。そしてやはり秀逸のスープ。美味しくて、完飲してしまいました。私の中の和歌山ラーメン名店に、新たな1店が加わりました。

和歌山ラーメンの人気店「丸田屋」のオーナーとは兄弟という楠本屋の店主。今は別々の店でそれぞれの腕を磨いている。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 楠本屋・和歌山ラーメン |
---|---|
所在地 | 和歌山県海南市船尾257-9 |
問い合わせ先 | 073-482-1661 | 楠本屋 |
休業日 | 木曜日(祝祭日などは営業) |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | https://www.kusumotoya.jp/ |
wikipedia | ー |
食べログ | https://tabelog.com/wakayama/A3002/A300201/30000265/ |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g1023599-d3790118-Reviews-Kusumotoya-Kainan_Wakayama_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 202404 |
※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。