味丸県体前中華そば・和歌山ラーメン

基本の中華そばも、土手煮もおでんも名物。

和歌山ラーメンの基本をがっちり押さえた中華そば、さらにおでんや一品も評判のお店。和歌山の市街地エリアを抜けたすぐのところにあり、11時から翌朝5時まで通し営業している、和歌山ラーメン店ではかなり珍しい営業時間です。
そんなに遅くまでやっているから、というわけではないですが、訪れたのは深夜の3時頃でしょうか、それでもまだ3～4組ほど先客もあります。和歌山ラーメン店では豚骨スープの香りがまず食欲をそそりますが、味丸ではさらにダシのいい匂いも同時に香ってきます。それは店のど真ん中にあるおでんの仕業。じっくりと煮込まれたホクホクのおでんも、ここ味丸の魅力なのです。

11時から翌朝5時まで通し営業している、和歌山ラーメン店ではかなり珍しい営業時間。

和歌山ラーメン店には珍しい、白い暖簾。（移転前）

なんだか雰囲気のある店頭のサンプル。（移転前）

1軒目の居酒屋としても、使えそうなお店。

まずは基本の中華そば。和歌山ラーメンを忠実に実践した茶濁色のしょうゆ豚骨は、他店と比較するとあっさりめ。テーブルには元ダレが置いてあり、自分の好みの濃さに調整可能です。具は、チャーシュー、メンマ、青ネギ、とこちらも和歌山らしい王道の面々。細めでしこしこしたストレート麺が、スープの旨味の間を縫ってしっかりと主張してきます。間違いなく和歌山ラーメンの申し子、というイメージ。
また人気を集めているのが、牛スジの土手煮。柔らかくあるべきは柔らかく、コリコリするべきはキチンとした歯ごたえを。絶妙な加減に煮込んであるからこそ、ひとつの器の中にたくさんの旨味のハーモニーがあります。
もちろん、定番の早寿司や玉子も卓上にスタンバイ。味の染みたおでんも脇を固めているので、ついつい手が伸びる、ちょっと考え方を変えれば、1軒目の居酒屋としても使えそうなお店なのでした。

牛スジの土手煮や味の染み込んだおでんも評判で、1軒目の居酒屋としても使えそう。

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