くにまつ・広島汁なし坦担麺
くにまつ・ひろしましるなしたんたんめん □広島県広島市
癖になる旨辛さ、広島の新しいご当地グルメ。
各地に旅をすると、どうしても魅力的に感じてしまうB級グルメ。美味しいものにB級もA級もないと思いますが、価格的に食べやすかったりするのも理由のひとつだと思います。今回ご紹介するのも、非常に良心的な価格で、しかも業界では味の評価も常に先頭を走る名店、広島の「くにまつ」です。最近になって徐々に知名度を上げている広島の新しいご当地グルメ、汁なし坦坦麺の有名店。2009年に開業し、今では全国に数店舗を展開しているくにまつ。今回は八丁堀の西にある本店を訪問しました。
「早い・安い・なるべく美味い」がコンセプト。
食券を購入する方式で、店内は落ち着いた雰囲気。カウンターが5席と奥にテーブル席が3卓、こじんまりとしたお店です。たまたまほぼ待たずに席に着けましたが、出る頃には結構な行列になっていました。
席に着いてからは、ほどなくして汁なし坦坦麺が出てきました。待たせないことはこの店のこだわりの一つであるようで、「早い・安い・なるべく美味い」がコンセプトだそう。まず早いをクリアしましたが、実は汁なし坦坦麺は600円。事前に調べていた半ライスも50円。安いも即クリアです。さて、スムーズに実食です。汁なしというだけあり、見た目にスープらしきものはありません。しかし平たい丼の一番底に、赤く透明感のあるラー油とタレが溜まっているのが見えます。その上に麺、ジャージャンとネギ、そして辛さの主役である花椒。辛さのレベルを0から4まで選べるのですが、この花椒の量が効いてきます。ちなみに今回は1辛。それでも十分香りと辛さを楽しめました。
瞬間的に、その美味しさの虜に。
おすすめの食べ方はテーブルの横に書いてあって、1.20回以上混ぜる、2.調味料で自分好みに、3.酢や温泉玉子でマイルドに、4.余ったタレに白飯入れて坦々ライスに。といった感じ。その通りにいただきます。ひと口食べて、瞬間的にその美味しさの虜になります。特製ダレの風味が最初に、次に辣油と花椒の辛さが一気に来ます。花椒特有の抜けるような、爽やかな辛さがやみつきになります。ジャージャンもコク深い香りを醸し出し、全てが混ざり合った味は至極の旨さ。無骨と洗練とか、甘味と辛味とか、そういう相反するものを両方持ち合わせてバランスが良い、そんなイメージがしました。最後に残ったタレに、ライスを投入。これがまた今までに食べたことのないような旨さでした。
オンリーワンを目指した、究極の一杯。
それは一杯の丼に、店主のこだわりが刻み込まれているから。ややちぢれのある中細麺、花椒・八角・桂皮・唐辛子など複数スパイスが重奏する辣油、ともに研究を重ねた自家製です。ジャージャンに使う甜麺醤も自家製。とにかくオンリーワンを目指した究極の一杯なのです。さらに広島にこの汁なし坦坦麺の文化が広まってほしいと、オリジナルのレシピも公開したそうです。まさに広島の新しいご当地グルメ、汁なし担担麺の立役者とも言えます。
というわけで個人的に完全にファンになってしまいました。また広島を訪ねる際は必ず再訪すると思います。それと同時に、くにまつの店主が汁なし担担麺の店を開くきっかけとなった元祖のお店「きさく」にも訪ねてみたいと思っています。
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アクセスマップ
詳細情報
名称 | くにまつ・広島汁なし坦担麺 |
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所在地 | 広島県広島市中区八丁堀8-10 |
問い合わせ先 | 082-222-5022 | くにまつ 本店 |
休業日 | 日曜日 |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | https://www.facebook.com/kunimatsu.hiroshima/ |
wikipedia | - |
食べログ | https://tabelog.com/hiroshima/A3401/A340108/34012022/ |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g298561-d6608398-Reviews-Kunimatsu-Hiroshima_Hiroshima_Prefecture_Chugoku.html |
LAST VISIT | 202207 |
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