だてそば・岡山ラーメン
だてそば □岡山県岡山市
支那そばとカツ丼、岡山定番の組み合わせ。
そもそも岡山ラーメンなんてジャンルは無いのかも知れないですが、岡山市の繁華街・表町にあるこのお店は、その歴史とオリジナリティのある味によって、岡山を代表するラーメン店として知られています。
真っ赤な暖簾をくぐると、外から見るよりずっと奥に細長い店内。左側にカウンター席、右側には座敷になった3つのテーブル席。通路はひとり通るのが精一杯の細さです。1955年創業という老舗ならではの、昔ながらの食堂といった雰囲気が素敵です。かなり古風ですが、かといって清潔感、居心地の良さもある気さくな雰囲気。壁には真っ赤な色紙に書かれたメニューが掛かります。
岡山市の繁華街・表町にある「だてそば」。1955年創業という老舗ならではのメニューが楽しめる。
甘めの黒いソースが、豚肉の旨味を引き立てる。
だてそばの看板メニューは、支那そばとカツ丼。セットでいただくのが定番のようで、支那そばとミニカツ丼の支那そば定食、カツ丼とミニ支那そばのカツ丼定食、ミニカツ丼とミニ支那そばの半々定食、といった具合に選びやすくなっています。そう、岡山でカツ丼と中華そばといえば、岡山流の定番の組み合わせなのです。
カツ丼は卵でとじられたものではなく、ドミグラスソースだけがかかるソースカツ丼。小皿で出される生卵を好みで溶いて流し入れます。豚カツはしっかり揚げられていて、サクサクとした食感が美味。甘めの黒いソースが香ばしい衣とベストマッチし、豚肉の旨味を引き立てます。さすがの一品。だてそばは、野村、やまとと並んでカツ丼御三家と呼ばれるのです。
看板メニューは「支那そば」と「カツ丼」。カツ丼は予想を超えてくる見た目。
素材の旨味がたっぷり染み出した、確かなコク。
隣にはもうひとつの名物、支那そば。スープは鶏ガラと鰹節がベースの醤油味で、色は醤油そのままのような黒色。富山にはブラックラーメンというご当地麺があるそうですが、だてそばのラーメンもおそらくそれに近いのではないでしょうか。でも想像以上にあっさりしていて、そして素材の旨味がたっぷり染み出した確かなコクがあります。やや太目のストレート麺は、ラーメンを支那そばと表現するのに模範的な麺。そしてそれ自体にしっかりとした味を感じる美味しい麺でした。黒豚を使った自家製のチャーシューも美味。
老舗ということもあり、昔からの常連客も多いのか、店主やおかみさんとお客さんとの会話がカウンター越しに弾んでいました。いい意味で昔ながらの味を守っている感じがする、昭和の懐かしさと良さがにじみでたお店でした。
支那そばのスープは鶏ガラと鰹節がベースの醤油味で深いコクが特徴。岡山ラーメンと称するに値する逸品。
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アクセスマップ
詳細情報
名称 | だてそば・岡山ラーメン |
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所在地 | 岡山県岡山市北区表町2-3-60 |
問い合わせ先 | 086-222-6112 | だてそば |
休業日 | 火曜日・水曜日 |
料金 | - |
駐車場 | 周辺有料駐車場 |
公式サイト | - |
wikipedia | - |
食べログ | http://r.tabelog.com/okayama/A3301/A330101/33000024/ |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g298134-d1692591-Reviews-Date-Okayama_Okayama_Prefecture_Chugoku.html |
LAST VISIT | 201107 |
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