元祖長浜屋・長浜ラーメン
がんそながはまや・ながはまらーめん □福岡県福岡市
長浜ラーメンの元祖、と言われる超有名店。
博多港の近く、中央卸売市場鮮魚市場のあたりは、夜を迎えると騒がしく動き始めます。まるで夜光虫のようにそれぞれの屋台に裸電球が灯り始め、仕事を終えた人々が続々と集まりだします。ものの一時間もすれば、どの屋台からも笑い声が響き渡り、毎日繰り返される決まった光景が始まります。
そんな眠らない通りに出る屋台では、どの店でもラーメンを出します。それがいわゆる長浜ラーメン。極細ストレート麺と白濁豚骨スープ、そして替え玉というシステムで有名なご当地麺です。
元祖長浜屋は昭和27年に屋台から始まった長浜ラーメンの名店。
極細麺と、替え玉に隠された秘密。
長浜ラーメンの歴史を紐解いてみると、それは興味深いものです。元々博多にはラーメンの屋台もオリジナルのラーメンもありませんでした。そのルーツは福岡南部の久留米ラーメン。それを真似たものを作っていただけでしたが、やがて市場で働く人たちのために改良されたのが長浜ラーメンの始まりでした。深夜に早朝に、忙しい仕事の合間のわずかな時間にやって来る客のため、茹でる時間を短縮するためにできるだけ細い麺を。でも大盛にすると麺が伸びてしまうので、麺はおかわりする替え玉を。具もできるだけシンプルなものにして、安く早く量のあるラーメンに。それが長浜ラーメンの原点なのです。やがてそれが市街地の方まで広がり、さまざまな趣向を凝らされ博多ラーメンと呼ばれるようにもなりました。
長浜の屋台街は、博多中洲のそれとはまた違った風情がある。
ついつい暖簾の中に誘われ、ビールで晩酌。
そんな長浜屋台街の人気店、元祖長浜屋でいただきました。屋台ではないですが長浜ラーメンの元祖と言われる有名店で、建物から立ち込める豚骨スープの香りと行列が目印。ラーメンはその見た目よりもずいぶんあっさりしています。もちろんコクや旨味はしっかりあり、名物の極細麺とも抜群に絡み合います。具はネギとチャーシュー、といたってシンプル。紅生姜が彩りと風味を添えます。さらりと食べられるので、もちろん替え玉を。これをしないと長浜ラーメンを食べたことにならないような気がして。
店を出ると、あまりにも楽しそうな屋台劇場がまだまだ続いているので、ついつい暖簾の中に誘われビールで晩酌。どの屋台でも賑やかな笑い声が聞こえ、それに合わせるように暖簾が揺れていました。
photo_by_hageatama_CC_BY_2.0_from_flickr.com
平成22年からは現在地で営業。長浜屋台街の目の前なので、夜ならそのまま2軒目は屋台へ…。
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アクセスマップ
詳細情報
名称 | 元祖長浜屋・長浜ラーメン |
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所在地 | 福岡県福岡市中央区長浜港1 |
問い合わせ先 | 092-751-3490 | 福岡市移動飲食業組合 |
休業日 | 店舗により異なる |
料金 | - |
駐車場 | 周辺有料駐車場 |
公式サイト | http://www.ganso-nagahamaya.co.jp/ |
wikipedia | - |
食べログ | http://r.tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40000025/ |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g14127491-d7054997-Reviews-Ganso_Nagahamaya-Chuo_Fukuoka_Fukuoka_Prefecture_Kyushu.html |
LAST VISIT | 200707 |
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