つたふじ・尾道ラーメン

尾道ラーメンの伝統を、色濃く伝える正統派。

尾道ラーメンと言えば朱華園が有名ですが、古くから地元の人々に愛され、風情のある尾道の海のそばでこだわりの味を作り続けている名店があります。
屋台から創業し50年以上、今は海風の音が聞こえる海岸通で店を営む、つたふじ。昭和色のタイル壁と味のある暖簾が目印です。カウンター席のみの11席、奥へ進む時は横歩きをしないと他の客に当たってしまうくらい狭い店内です。何もかもが開店した当初のままであるような年季の入った内装は、ノスタルジックでざっくばらんとした雰囲気。

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店構えも店内も、本物の昭和レトロ。海のそばでこだわりの味を作り続けている。

古き良きラーメン屋を、地で行く名店。

創業以来変わらず人気の「中華そば」は、尾道ラーメンの伝統を色濃く伝える正統派です。魚介ダシを効かせたトンコツ醤油ベースのスープは、基本的には甘味のあるあっさりとした味。それに加えられた豚の背脂ミンチがコクを与え、全体としてしっかりと存在感のある味に仕上がってます。これぞ尾道ラーメン、と感じる一杯。
観光客は多いけど媚びない、頑固な雰囲気のする厨房の主人も名物。長年に渡って湯気の匂いが染み付いたシミだらけの壁や、安っぽいコップなんか、マイペースで営まれる古き良きラーメン屋を地で行く名店です。
その独特の雰囲気の中で食べ終わり外に出ると、潮の香りがする海からの風が心地良く。振り返ってつたふじの看板を見上げると、なんだかちょっとした時間旅行をしてきたような不思議な気持ちになりました。

最初は屋台から始まったという「つたふじ」は、尾道ラーメンの伝統を色濃く伝える正統派。

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