松下製麺所・讃岐うどん
まつしたせいめんじょ・さぬきうどん □香川県高松市
守り続けられる、讃岐うどんの奥義。
昔ながらの、まさに町のうどん屋さん。住宅街に馴染み切った雰囲気で、もう何十年もここで営まれている製麺所です。はじめは製麺所だけで営業していて、昭和50年からうどん店を開業したそうです。だから今でも飲食スペースの奥は製麺工場になっていて、その雰囲気がまた味わいを生んでいるのです。そして真の出来立てをいただけるのですから。
松下製麺所は栗林公園の少し北側にあります。中央通りからは少し西に入ったところ。ざっくりは目指しやすいエリアですが、周りに目印になるものもなく道も入り組んだ住宅地なので、少し迷うかもしれません。
土曜日だと行列が目印になるかもしれませんが、平日のお昼過ぎはすぐに入ることができました。
職人技が練り込まれた、シンプルなうどん。
松下製麺所は近くにあるさか枝うどんと全く同じ注文スタイル。うどんの玉数を伝えて丼にうどん玉だけが入った状態で受け取ると、自分の好みにセルフ仕上げします。今回はシンプルにかけうどんに。自分でうどんをゆがいて、かけつゆを注ぎ、ネギと天かすを乗せて完成です。1分。それと注文時に伝えたちくわ天とコロッケを別皿にいただいて着席です。これで490円。
松下製麺所のうどんは、練っては寝かして熟成、足踏みや手揉みを繰り返し、茹でて提供するまでに6〜7時間かけて丹念に作られているそう。長年の職人技が練り込まれたシンプルなうどんをいただきます。
麺自体に、しっかり塩味がある。
うどんはどちらかと言えば柔らかめで、しかし最後の芯には確かなコシがある王道の讃岐うどんです。麺自体にしっかり塩味があり、それによって小麦の風味が立っています。かけつゆは鰹ダシが効いた、しかしながら丸みのある優しい味。うどん自体の味と絶妙なハーモニーが奏でられます。
その美味しさに夢中になり始めたら、1玉はすぐに食べ終わってしまいました。2玉でもよかったかも。それくらい、サラッといただける食べやすいうどんでした。
讃岐うどんの、本場スタイル。
松下製麺所は朝は7:30からの営業。朝うどんが楽しめるお店です。この日は昼過ぎの訪問でしたが、私の後から地元の方々が次々にやってきて、そして一瞬で食べ終えて先に店を出て行きました。それが讃岐うどん店の日常的な使い方なのかなと、その様子を見ていました。
ふと注文時に、「ちゃんぽん」という声が聞こえてきました。一瞬何のことかサッパリ分かりませんでしたが、実は松下製麺所では中華麺も製造しており、それを1玉ずつ同じ丼に入れてもらうメニューだそうです。斬新。
店を出たら、店の目の前に1台のタクシーが停まりました。道幅も狭いしあまりにも店先なので乗客を松下製麺所まで乗せてきたのかなと思えば、店に入って行ったのは運転手。たぶん、ものの数分で食べて出てくるのでしょう。それが讃岐うどんの本場スタイルなのです、きっと。
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アクセスマップ
詳細情報
名称 | 松下製麺所・讃岐うどん |
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所在地 | 香川県高松市中野町2-2 |
問い合わせ先 | 087-831-6279 | 松下製麺所 |
休業日 | 日曜日 |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | https://www.matsushita-seimen.jp/ |
wikipedia | ー |
食べログ | https://tabelog.com/kagawa/A3701/A370101/37000033/ |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g298232-d1691697-Reviews-Matsushitaseimenjo-Takamatsu_Kagawa_Prefecture_Shikoku.html |
LAST VISIT | 202401 |
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