長田うどん・讃岐うどん

釜あげうどんで、讃岐の天下を取った名店。

釜あげうどんは、茹で汁ごとどんぶりに入れられたうどんを、一口ずつダシにくぐらせて食べるメニュー。長田うどんはその釜あげオンリーで勝負、“東のわら家、西の長田”と言われ、釜あげで讃岐の天下を取った名店です。
例えば真っ白な紙に筆で一本線を引く。そんなシンプルだからこそ繊細で緻密な作業を、讃岐うどんの世界で一番美しく仕上げるのが、長田うどんではないでしょうか。やや白濁した茹で汁につかった麺は、その濁りの中でツヤツヤとしていて、引き上げられるまでじっと熱い湯の中で温度を保ちます。

釜揚げうどんの元祖とされる長田うどん。茹でたて熱々の状態でそのまま提供されるうどんを、天然水使用のこだわりのダシにつけていただく。

直球勝負、店主のうどんに賭ける意気込み。

その隣には、素手で持てないくらいに熱い大きな徳利。その中でじっと熟されたダシを小碗に注ぎます。湯気立つ昆布・イリコ・カツオの合わせダシに箸ですきったうどんをサッとくぐらせていただくと、初めはダシのコクのある風味がさーっと口の中に広がります。そしてうどんを咀嚼したらこれが大変。今度はうどんの甘味が湧き出してきて、口の中に広がったダシの香りと絶妙にブレンドされ、得も言われぬ美味しさを味わえます。
直球勝負、店主のうどんに賭ける意気込みがひしひしと伝わってくる熱いうどんでした。

柔らかな舌触りのあとに強力に跳ね返してくる強いコシが特徴。釜揚げうどんの真価を存分に味わえる。

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