香川屋本店・讃岐うどん

普遍的であることを極めた、讃岐うどん。

香川屋本店は、2002年にオープンした比較的新しい讃岐うどん店です。でもその味は讃岐の人々にすぐさま認められ、押しも押されもせぬ名店として人気を誇っています。香川出身の友人に讃岐うどん店のおすすめを尋ねた時も、「最近は香川屋よ」と。さっそく訪れたんですが、やはり納得のうどんでした。それもそのはず、地元では昔から有名で実績のある「サヌキ食品」が満を持して開店させたアンテナショップなのです。讃岐うどんの何よりの信奉者、すなわち香川の人々自身に長年支持されてきた老舗だからこそ、そのノウハウは確かなもの。香川屋はオープンと同時に人気店の仲間入りを果たしました。

なめらかな食感の中に確なコシがあり麺の表面は柔らかい、讃岐うどんの真髄が味わえる。

なめらかな食感の中に、確なコシがある。

最近出来たとあって店内はとてもきれいで、席数も84と大容量。そこへ次々に吸い込まれるように客がやってきます。観光客っぽい人々だけでなく、ちょっと小腹を満たしに今日もやってきたという感じの、地元の方々が多いのが特徴。うどんを注文し、長いカウンター上にずらりと並ぶこだわりの天ぷらを目移りしながら選びます。学食のようにカウンター沿いに進みながら、自分のうどんを作った後に会計を済ませます。
オーソドックスな見た目の香川屋のうどんは、なめらかな食感の中に確なコシがあり、麺の表面はふわふわとしています。そこに染み込むイリコをふんだんに使ったダシは、まろやかな旨味が凝縮された絶品。讃岐うどんの王道を行き、普遍的であることを極めたような香川屋本店のうどんでした。

photo_by_GaryStevens_CC_BY_2.0_from_flickr.com

豊富な天ぷらのラインナップも讃岐うどん店ならでは。讃岐うどんの王道をあらゆる点で満喫できる名店。

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