tabicocoloとは
津山城跡(鶴山公園) 津山城跡(鶴山公園)

津山城跡(鶴山公園)

つやまじょうせき・かくざんこうえん □岡山県津山市
公式HPwikipediaトリップアドバイザー食べログ日本百名城日本さくら名所100選
オススメ度

圧巻の巨大石垣群、日本百名城の威厳と風格。

城東町並み保存地区を東から歩いてきて、そのエリアを抜けた時に宮川大橋の上から見えた津山城跡の石垣には度肝を抜かれました。2段3段と積み重なった壮大な石垣群で、その一段ずつがとにかく大きいのです。鶴山という小山に築かれた津山城はそれ自身が山のような威容を誇り、長い歴史の中に君臨してきました。巨大な要塞に見える津山城跡は、威厳と風格を讃えて津山の空に聳えていました。

津山城跡(鶴山公園)

全国にその名を轟かせる、美しい城だった。

津山盆地のほぼ中央に約13年の歳月をかけ、1616年に完成した津山城。姫路城松山城と並び日本三大平山城とされ、日本百名城にも数えられる中国地方きっての大城です。最盛期には天守、櫓、城門などを合わせると80棟が建ち並んでいたそうで、特に五層の天守は雄大さと優美さを兼ね備え、全国にその名を轟かせる美しい城でした。あまりに豪奢なため幕府からお咎めを受けかけたとも言われます。明治初期に撮影された写真を見ると、端正な姿に惚れ惚れするような名城です。

津山城跡(鶴山公園)

2005年に再建された、本丸の備中櫓。

津山城は本能寺の変で討死した森蘭丸の弟、森忠政によって築かれました。森家断絶の後、越前松平家が入封し江戸時代を通して居城としました。
稀代の名城もしかし、明治の廃城令によって全ての建物が取り壊されてしまいます。なぜそんな政令が出たのか、私はいつも悔しくて仕方がないのですが、それ以来津山城には石垣だけが残されたのです。2005年になってようやく本丸に備中櫓が再建、また天守台跡付近にも太鼓塀が整備されましたが、往時を偲ぶものが少ないのは残念に思います。唯一、中山神社へ移された四脚門のみが今に残る遺構とされています。

津山城跡(鶴山公園)

石垣の迫力は、まさに壮大で強固な要塞。

しかしながら冒頭で少し触れたように、津山城跡の石垣群はとんでもなく立派です。山の傾斜なりに築城されたからか、三の丸、二の丸、本丸と上るたびに10mほどの高い石垣が築かれています。天守台までは高低差50mほどあり、歩いていると津山城が壮大で強固な要塞であったことを肌で感じます。
また津山城跡からの眺めは素晴らしいものがあります。山々に囲まれた津山盆地、城下を悠然と流れる吉井川、山間部の都市として歴史を刻んできた町並み。篠山城跡上野城跡のように、盆地に囲まれた城跡から見た風情ある風景と重なります。

津山城跡(鶴山公園)

城域を埋め尽くす、1000本の桜。

それと津山城跡を有名にしているもうひとつの要素が、城域を埋め尽くすほどに植えられた約1000本の桜です。どこを歩いても常に桜の木があり、春の満開の時期、本丸から見下ろす城内はまさに桜花の海のようになるといいます。津山城跡は鶴山公園とも呼ばれ日本さくら名所100選にも選ばれていて、岡山を代表する桜の名所として知られています。毎年4月には、津山さくらまつりが盛大に催されます。
今回の訪問は8月のお盆の時期。暑すぎる1日で、津山城跡の急な石段も上るだけで汗が吹き出してきます。また桜の時期に来れたらなと思っていたら、今年初めて聞いたのはツクツクボウシの鳴き声。夏の終わりが近づいてるんだなと感じた瞬間でした。

津山城跡(鶴山公園)

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 津山城跡(鶴山公園)
所在地 岡山県津山市山下135
問い合わせ先 0868-22-3310 | 津山市観光協会
休業日 12月29日~31日
料金 大人310円、小人(中学生以下)無料
駐車場 無料駐車場
公式サイト -
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/津山城
食べログ -
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1023447-d1384404-Reviews-Tsuyama_Castle_Kakuzan_Park-Tsuyama_Okayama_Prefecture_Chugoku.html
LAST VISIT 202308

※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。

↓

近くのおすすめスポット

ページトップへ戻る