城東町並み保存地区
じょうとうまちなみほぞんちく □岡山県津山市
津山城下町の繁栄を伝える、伝統的町並み。
江戸時代に名城・津山城の城下町として栄えた町並みが、今も色濃く残る津山市中心部。当時は城の周囲に武家屋敷、南側を東西に伸びる出雲往来に沿って西側には寺社仏閣が、東側には商家が集められ、計画的な町づくりが行われました。17世紀には現在のような町並みが形成され、以来津山の発展に寄与し続けてきました。その城下町の東側部分が、城東町並み保存地区として現在に受け継がれています。
約1kmに渡って、風情ある町並みが続く。
津山城跡の麓を流れる宮川より東側、出雲往来沿い約1kmに渡って風情ある町並みが続いています。商家が中心で、通り沿いの約6割の建物が伝統的建造物として残っており、築城以来400年を数える津山城下町の風趣をよく伝えています。
統一感のある町家が並び、出格子、ムシコ窓、なまこ壁、袖壁など意匠的にも特徴があり、そぞろ歩くだくけでもタイムスリップしたような気分。お店として営業している建物も多く、内部の様子も見られます。また出雲往来の道にも特色があり、3カ所に鍵型の曲がり角が設けられています。一般に「鍵の手」と呼ばれる街路で、城下町への敵軍の侵入に備えたものだそうです。
津山を代表する商家、旧梶村家住宅。
城東町並み保存地区には3ヶ所の観光用駐車場があり、車でのアクセスにも便利です。それぞれの駐車場の近くには、地区内でも見どころとなっているスポットがあります。
築300年を超える町家である、城東むかし町家(旧梶村家住宅)。津山を代表する商家の住宅で、界隈ではかなり大きな屋敷。母屋の風情ある客間や大きな蔵、また風流な中庭などはかなり見ごたえがあります。ドラマのロケ地としても使われたそうで、しかも無料で見学できるおすすめスポットです。
小路の石標に、その先にある風景へ誘われる。
また火の見櫓やだんじり展示館を併設する「作州城東屋敷」、日本の近代化に貢献した津山出身の人物たちを記念した「津山洋学資料館」などは地区の中でも人気の施設です。同じ敷地内にある「和蘭堂」は人気のカフェですが、併設してあるショップには津山の特産品や名物が置いてあり使い勝手に優れています。また店内には津山をはじめ美作地方の観光情報が集まっていて、レンタサイクルを手配してもらえたり、旅のベースポイントとしても役に立ちます。
また出雲往来と交差する路地には、一本一本に名前が付いています。通りの入口には小さな石標が立っていて、その先にある風景に誘われます。
こだわりの作品を、旅の思い出に。
他にも古い商家の建物をリノベーションした、カフェなどのこだわりのお店が並んでいて楽しい町並みです。ふと入った雑貨店では、地元の作家や職人が作ったという食器やガラス細工が並んでいました。その中から、私は苔玉を選びました。地元の作家さんが作っているという、美作の自然に育つ在来種と一体となった素敵な苔玉です。この旅の思い出の品として、今も大切に育てています。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 城東町並み保存地区 |
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所在地 | 岡山県津山市 |
問い合わせ先 | 0868-24-6288 | 城東観光案内所 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | - |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/城東町並み保存地区 |
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LAST VISIT | 202308 |
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