松山城
まつやまじょう □愛媛県松山市
詩的に美しい街・松山を見下ろす、「日本最後の城郭建築」。
レトロとモダンが絶妙な相性で混じり合う街、松山。その風情たっぷりの町並みを見下ろす松山城は、標高132mの勝山山頂に建っています。現在の天守閣は江戸末期に再建されたものですが、歴史を感じさせる威風の造りに魅せられます。大天守に複数の小天守がひとつづきに連結していて、城の中にさらにまた城があるような壮大さです。姫路城と同じく、連立式天守の代表的なお城です。
現存12天守のひとつ。1854年の再建で、その後近代化した日本においては最後の城郭建築といえる。
黒船が来航した翌年、まさに最後の城郭建築。
松山城は江戸時代に現役として使われた天守が現代にそのまま残る現存12天守のひとつです。落成した1854年というと黒船が来航した翌年。これから近代へ向かおうとしている日本にあってまさに最後の城郭建築としてその名を歴史に刻みました。
天守へは城の麓から観光用のリフトを使って簡単に登ることができます。一人乗りの小さなイスに揺られてゆっくりゆっくりと登ってゆきます。松山の町並みは徐々に視界の下に沈んでゆき、代わりに遠くには優美な瀬戸内海が見え始めます。リフトを降りれば広い本丸があり、多くの人で賑わっています。春には桜、秋には紅葉が楽しめるこの場所には、地元の方々も含めていつもたくさんの人々で賑わいを見せます。
左に「小天守」、右に「一ノ門南櫓」、中央奥に見えるのは松山城の「大天守」。
秀逸な城郭から望む、絶景の眺望。
松山城では、石垣の上に立ち、あるいは展望台ともなる天守閣に上り、眼下に360゜広がる眺望を楽しみます。見渡せる絶景は松山の街はもちろん、美しい瀬戸内の島々の遠景、天気に恵まれれば西日本最高峰の石鎚山や、西に向かって延々と細く伸びる佐田岬半島まで。秀逸な城郭から望む絶景は眺めに飽きがありません。
ふと視線を麓に落とし、正岡子規や夏目漱石が優れた作品に書き残したこの街を、また数多の文豪や文化人が愛してやまなかったこの街を、自分も試しに文学的に感受してみようなんて考えますが到底叶わず、絶景に先導されっぱなしでぼんやりと景色を眺めていました。
松山の街はもちろん瀬戸内の島々まで見渡せる天守からの眺望。条件が良ければ石鎚山や佐田岬半島まで望める。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 松山城 |
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所在地 | 愛媛県松山市丸之内 |
問い合わせ先 | 089-921-4873 | 松山城総合事務所 |
休業日 | 44559 |
料金 | 中学生以上:500円、小学生:150円 |
駐車場 | 有料駐車場 |
公式サイト | http://www.matsuyamajo.jp/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/松山城_(伊予国) |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298230-d320876-Reviews-Matsuyama_Castle-Matsuyama_Ehime_Prefecture_Shikoku.html |
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