岩間寺
いわまでら □滋賀県大津市
静寂の森が支配する、湖南の山寺。
西国三十三所巡礼をしているとよく経験しますが、山の上にあるお寺が多いです。施福寺、松尾寺、播州清水寺、観音正寺なんかが、その代表格でしょうか。そしてこの岩間寺も同じように、高い山の上に存在します。琵琶湖から流れ出る瀬田川沿いを下り、瀬田唐橋や石山寺を通り過ぎてから、京都と滋賀をまたぐ山並みへと車を走らせます。途中からはかなり狭く、勾配もきつくなってきます。ヘアピンカーブが続き、辿り着くはずなのは分かっているのに、少し不安になることもあります。そんな時にようやく、山上の駐車場に到着するのです。
独自の静寂を作り出す、岩間山の森。
標高433mの岩間山。滋賀と京都の境界線がすぐそばを走っていて、境内を歩いているうちに県境を越えてしまうような場所です。その山頂近くにある岩間寺。一般的にはそう呼ばれていますが、正式な寺号は正法寺といいます。そして西国三十三所の第12番札所。もちろんその巡礼の旅で、訪ねました。
寺域は小さく、堂宇も数えるほどしかありません。ひっそりとした境内には、小さなお堂が3つ。本堂と、本堂と渡り廊下で繋がる不動堂、そして観音堂。それ以外にあるのは、この独自の静寂を作り出す岩間山の森です。
芭蕉の池と呼ばれる、あの名句の池。
>本堂と不動堂のあいだには、小さな池があります。そこにある立札によると、蛙池(芭蕉の池)と呼ばれ、江戸時代に松尾芭蕉が参拝し、詠んだのがかの有名な「古池や蛙飛びこむ水の音」の句と伝わるそうです。史上最も有名な句のひとつが、この山上の小さな池のことなのかと思ったら、少し不思議な気持ちがしました。
高さ40m、推定樹齢1200年という堂々たる古木。
また境内を奥へ進むと、長寿桂と呼ばれる大変立派なカツラの巨木があります。岩間寺の名物のひとつでもあり、高さ40m、推定樹齢1200年という堂々たる古木です。高台の斜面の下に生えているため近くまで行くことは出来ないのですが、遠目から見るだけでも迫力満点。岩間寺では他にもカツラやイチョウの大木があり、自然と見事に融合した雰囲気が素晴らしいお寺でした。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 岩間寺 |
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所在地 | 滋賀県大津市石山内畑町82 |
問い合わせ先 | 077-534-2412 | 岩間寺 |
休業日 | - |
料金 | 入山拝観料:500円 |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | http://www.iwama-dera.or.jp/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/岩間寺 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298202-d5818976-Reviews-Iwamasan_Shoho_ji_Temple-Otsu_Shiga_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 202108 |
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