新薬師寺

しんやくしじ　□奈良県奈良市

薬師如来坐像と傑作・十二神将像は必見。

奈良市街地の東のはずれ、鹿たちの活動範囲のボーダーラインくらいに新薬師寺があります。新薬師寺は747年に建立された古寺で、国宝である本堂は、白壁が美しい、窓のない独特の建物です。ちなみに意外なことに薬師寺との関連は一切なく、「新」は「新しい」ではなく、「霊験あらたかな」という意味だそうです。

街はずれの住宅地にあるが、国宝の宝庫。観光客はさほど多くなく境内はとても静かで、古からの奈良の奥ゆかしさが感じられるお寺。

境内の東側には築地塀が続き、東門がある。

様々な花も美しい寺。この時は八重桜が見頃だった。

圧倒的な存在感を放つ、国宝のオールスターズ。

新薬師寺で絶対に見ておかなければならないのが、本堂に納められている本尊・薬師如来坐像と、それを取り囲む十二神将像です。本尊を中心に円形に12対の大将像。とにかく全てがダイナミックな動きが表現されていて、胸に迫ってくるリアル感がすごいのです。本尊と、1体をのぞく十二神将像が国宝に指定されており、間近でこんなにたくさんの国宝を見られるとは、またとない機会だと思います。
訪れる人はそれほど多くはありませんが、それだけに落ち着いた雰囲気のいいお寺です。新薬師寺の付近には、入江泰吉記念奈良市写真美術館や志賀直哉旧居などがあり、高畑散策として合わせて訪れるのがおすすめです。

圧倒的なオーラを放っていたのが、国宝の十二神将像。力強い動きと迫真の表情が見事に表現されている。十二神将像に守られて中心に安置された本尊の薬師如来坐像もまた国宝に指定されている。

奈良時代に建てられた、簡素な造りの金堂。

本堂前に佇む小さな石仏

質実とした金堂。元々は食堂として使われた建物だそう。

直線的な袴腰か印象的な鐘楼。梵鐘は奈良時代のもの。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称	新薬師寺
所在地	奈良県奈良市高畑福井町1352
問い合わせ先	0742-22-3736 ｜新薬師寺
休業日	年中無休
料金	大人・大学生600円、中・高生350円、小学生150円
駐車場	なし
公式サイト	http://www.shinyakushiji.or.jp/
wikipedia	http://ja.wikipedia.org/wiki/新薬師寺
食べログ	-
トリップアドバイザー	https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298198-d1766565-Reviews-Shinyakushiji_Temple-Nara_Nara_Prefecture_Kinki.html
LAST VISIT	201004