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白鹿記念酒造博物館(酒ミュージアム) 白鹿記念酒造博物館(酒ミュージアム)

白鹿記念酒造博物館(酒ミュージアム)

はくしかきねんしゅぞうはくぶつかん(さけみゅーじあむ) □兵庫県西宮市
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オススメ度

体感と実感で学ぶ、日本酒の博物館。

兵庫県南部で「灘五郷」と呼ばれる、昔から日本酒の生産が盛んなエリア。今でも日本全体の生産量の約1/4を占めています。神戸市の西郷、御影郷、魚崎郷の3郷と西宮市の西宮郷、今津郷の2郷に分かれますが、そのうちの西宮郷にある「白鹿」で有名な辰馬本家酒造が運営しているのが「白鹿記念酒造博物館」、通称「酒ミュージアム」です。

白鹿記念酒造博物館(酒ミュージアム)

1869年築の酒蔵を、そのまま利用した「酒蔵館」。

このあたりは灘五郷の酒造りに使われる名水百選「宮水」が取水されるエリアで、各酒造メーカーの看板が並びます。そんな中1983年にオープンした、日本酒をテーマにした博物館。1869年に建てられた酒蔵をそのまま利用した「酒蔵館」、道を挟んで向かいに新たに建てられた「記念館」を合わせて博物館としています。記念館では定期的に企画展が催されていますが、訪ねた時は入替時期だったので酒蔵館のみを見学しました。

白鹿記念酒造博物館(酒ミュージアム)

「撥棒」と呼ばれる、巨大な道具が印象的。

酒蔵館では数々の酒造に関する道具が展示されています。巨大な樽からノミなどの細かな道具まで、あらゆる種類の道具が所狭しと並びます。作業を行う職人を木彫りの人形で表したり、実際に人が樽の中に入れたり、体験しながら学ぶ分かりやすい展示が特徴です。もろみを酒樽で発酵させる時、発酵が進むにつれて変化を見せる泡の種類や音の違いなんかも興味深い展示でした。また酒米を蒸していた釜場の跡、酒を搾る時の槽場跡の遺構も見ごたえがあります。酒槽を掻き混ぜて搾る「撥棒」と呼ばれる巨大な道具が印象的でした。

白鹿記念酒造博物館(酒ミュージアム)

奇跡的に倒壊を免れ、伝統を繋いでいる。

以前訪ねた灘の「白鶴酒造資料館」や「沢の鶴資料館」に比べると規模はやや小さめでしたが、それでも十分に楽しめるし、理解できるものでした。また、たまたま休館中だった記念館の方も多くの期間は企画展が開催されていますし、酒蔵館の隣にある「白鹿クラシックス」では直営のレストランでは日本酒に合う美味しい料理、また蔵元であることを活かしたオリジナル商品が揃うショップで買い物を楽しむこともできます。
さらに酒蔵館から続く棟では、甚大な被害を受けた阪神淡路大震災時の様子も展示されていました。多くの建物に全壊などの被害があった中、現酒蔵館は倒壊を免れたそうです。残されたものをこのように活用しながら、伝統を守り続けていることに感銘を受けました。

白鹿記念酒造博物館(酒ミュージアム)

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 白鹿記念酒造博物館(酒ミュージアム)
所在地 兵庫県西宮市鞍掛町8-21
問い合わせ先 0798-33-0008 | 白鹿記念酒造博物館
休業日 火曜日、年末年始・夏期休暇
料金 「記念館」「酒蔵館」開館時/大人:500円、中・小学生:250円、「酒蔵館」のみ開館時/大人:300円、中・小学生:200円
駐車場 無料駐車場
公式サイト https://sake-museum.jp/
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/白鹿記念酒造博物館
食べログ
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022819-d2466332-Reviews-Hakushika_Memorial_Museum-Nishinomiya_Hyogo_Prefecture_Kinki.html
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