ポルトヨーロッパ
ぽるとよーろっぱ □和歌山県和歌山市
リゾート島で楽しむ、リアルな異国情緒。
和歌浦の最南端に浮かぶ人工島、和歌山マリーナシティ。1994年に世界リゾート博の会場として建設され、現在もリゾートをテーマにした街づくりが人気のエリアです。そんなマリーナシティの主役のひとつであるのが、今回ご紹介するポルトヨーロッパ。世界リゾート博に合わせて開業したテーマパークで、地中海の町を再現した街並みが特徴です。また遊園地の要素もあり、日曜日は朝早くから家族連れで大賑わいでした。
子供たちの歓声響く、遊園地ゾーン。
ポルトヨーロッパは大きくふたつのゾーンに分かれます。運河を挟んで東側が「パークパシフィーク」と呼ばれる遊園地ゾーン。ここは昔ながらの遊園地という感じで、設備は古めの懐かしいアトラクションが多いですが、それでも子供たちの歓声が響いてます。最近では体感型の巨大迷路が人気なのだとか。
噴水のある広場や、スペインの古城。
運河の西側はヨーロッパの街並みを再現したゾーン。こちらが秀逸で、実はかなり見ごたえがあります。バブル期の開発計画ということもあるのかとにかく再現性にこだわっていて、たっぷりお金をかけて作ったんだなという感じ。フランスの街並み、イタリアの港町、スペインの古城をイメージした3つのエリアに分かれます。
噴水のある広場や、巨大なスペインの古城、また運河と合わせた港町の景観などが見どころ。建物はそれぞれショップやアトラクションとして実際に使われていて、中に入ることができます。
リアルな街並みは、実際のヨーロッパにいる感覚。
ポルトヨーロッパで最も素晴らしいのは、街並みのリアルさです。特に路地裏に入れば周囲の広い和歌浦の景色も見えず、まさにヨーロッパの街にいる感覚。元々本格的に再現されていることに加えて、オープンから30年が経って染みついた汚れとか傷みが、実際の街のように本物感を演出しているような気がします。だからどこで写真を撮っても、実際にヨーロッパで撮影したようにしか見えません。お気に入りのアングルを探しながらの散策がとても楽しいゾーンです。
ゲートは開放され、入園は無料。
そんなポルトヨーロッパ、実は入園料は無料です。アトラクションそれぞれ、もしくはフリーパスもありますが、ゲートは開放されていて誰でも自由に入ることができます。ポルトヨーロッパ内のショップやレストランも利用できるので、大変ありがたいシステム。2016年に無料化されました。すぐそばにある「黒潮市場」や「紀州黒潮温泉」を訪れるついででも、気軽に楽しめます。
今後は気になるものの、今は充実。
一方で経営状態は他のテーマパークに見られるように、あまり良くないようです。2021年には老朽化のため、シンボルだった観覧車は解体され、また今はもう動いていないアトラクションも複数あります。街並みの方にも何にも使われていない空間がいくつかあったり、ちょっと心配になる面も見かけます。最終的に白紙になったものの、一時期はIRの候補地として取り沙汰されましたし、今後はこのまま続いていけるのかどうか、しばらくは様子見なのかもしれません。
いずれにせよ、今のところは訪ねて楽しめる施設です。それに夏場はマリーナシティから上がる花火大会、冬場はポルトヨーロッパ内で催されるイルミネーションなど、毎年恒例の季節イベントも大人気。市民の親しみも大きく、訪ねた日曜日の賑わいは本物です。
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アクセスマップ
詳細情報
名称 | ポルトヨーロッパ |
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所在地 | 和歌山県和歌山市毛見1527 |
問い合わせ先 | 0570-064-358 | 和歌山マリーナシティ |
休業日 | 毎週火曜日 |
料金 | 入園無料 |
駐車場 | 有料駐車場 |
公式サイト | https://www.marinacity.com/porto/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/ポルトヨーロッパ |
食べログ | ー |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298204-d1425428-Reviews-Porto_Europe-Wakayama_Wakayama_Prefecture_Kinki.html |
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