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靜岡縣護國神社 靜岡縣護國神社

靜岡縣護國神社

しずおかけんごこくじんじゃ □静岡県静岡市
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オススメ度

瑞々しい森に抱かれ、故郷に眠る英霊。

日曜日朝7時。境内は朝の横からの日差しに照らされて、濃淡のコントラストが効いた神秘的な雰囲気です。その光を時間をかけて溜め込んだかのように、拝殿の前に広がる芝生の広場には明るさと暖かさが満ちています。周囲を森が囲み、光の広場を包み込んでいます。そしてその最も奥座に、靜岡縣護國神社の拝殿と本殿が鎮座しています。あまりにも美しく、清々しく、瞼に焼き付く風景です。私はこれとほぼ同じ景色を見たことがあります。奈良縣護国神社です。あまりにも似ていて、しかしあの時は夕刻の日差しだったか。しかしどちらも、心を打つ景色であることに違いはありません。

靜岡縣護國神社

戦火に散った、兵士たちの御魂。

靜岡縣護國神社は明治32年に造営されました。最初は「共祭招魂社」、前後の一時期だけ「靜霊神社」と呼ばれていました。明治維新から太平洋戦争までの、静岡県出身の戦没者・殉死者7万6千余柱を祀ってあります。
境内には他の護国神社と同じように、多くの戦没者慰霊碑が建てられています。満州、フィリピン、グアム、サイパン、ノモンハン。各地で壮絶な最期を遂げた兵士たちの御魂が、それぞれの慰霊碑にぎっしりと詰まっている気がします。中でも銃を構えた兵士の巨大なブロンズ像が印象的です。魂は日本に帰ってきても、彼の地で彼らはまだ戦っているのではないかと考えてしまいます。

靜岡縣護國神社

小國鶏という、日本古来からの鶏。

駐車場に車を停めて、まず最初に迎えてくれたのは2羽のニワトリでした。小國鶏という日本古来からの種で、国の天然記念物に指定されています。闘鶏の一種として古くから飼われ、また神鶏として神社などで飼われることも多い鳥です。近づいたら鳴き声でこちらに何かを伝えようとしてくれ、なんだか嬉しい気分。
その次に迎えてくれたのは、朝7時だというのに、意外にも大勢の人間でした。

靜岡縣護國神社

早朝から賑わう、フリーマーケット葵市。

靜岡縣護國神社では参道を利用して、毎月最終土・日曜には「骨董蚤の市」、第1・3日曜は「フリーマーケット葵市」が開催されています。訪ねた日は第3日曜日で、フリマが行われていました。店舗数も多く、まだ7時(正確には7時にもなっていなかったと思います)だというのに、もう昼間のような賑わい。朝市というわけでもなさそうで、これには少し驚きました。

靜岡縣護國神社

境内の豊かな緑、瑞々しい雰囲気。

境内を包み込む豊かな森には約17,000本もの木があるそうですが、全て人の手によって植林されたものだそうです。しかし唯一本、元々自生していた推定樹齢約200年のモチノキがあり、これがご神木とされています。また境内にはたくさんのソメイヨシノがあり、桜の名所としても親しまれています。
桜はつい先日まで咲いていたようで、まだまだ若い新緑があたりを緑色に染めています。桜だけでありません。他の木たちも一斉に芽吹きだした季節。葉を通った朝日は緑色に色変換されて、瑞々しい雰囲気を作り出していました。

靜岡縣護國神社

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 靜岡縣護國神社
所在地 静岡県静岡市葵区柚木365
問い合わせ先 054-261-0435 | 靜岡縣護國神社
休業日 -
料金 -
駐車場 無料駐車場
公式サイト https://shizuokagokoku.jp/
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/靜岡縣護國神社
食べログ
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298124-d9718494-Reviews-Shizuoka_Prefecture_Gokoku_Shrine-Shizuoka_Shizuoka_Prefecture_Tokai_Chubu.html
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