駿府城公園
すんぷじょうこうえん □静岡県静岡市
壮大な天守だった、徳川家康晩年の居城。
静岡市の真ん中に、街の象徴として愛されている公園があります。二重の堀、美しい石垣、そして豊かな森に囲まれた、駿府城公園。様々なイベントも催される、市民の公園です。訪れた時には、公園内の一角では天守閣があったエリアで発掘作業が行われていました。そう、この城郭はあの徳川家康が築き、その晩年の居城としたことで有名なのです。
築城は家康により1585年ですから、江戸幕府が開かれる前からあったお城。これを1607年から大改築し、6重7階という壮大な天守閣が出来たといいます。
駿府城は天下の徳川家康が晩年を過ごした城。その名声に相応しい6重7階という壮大な天守閣が聳えていた。
濠に面した「東御門」。
本丸跡に立つ、鷹狩り姿の徳川家康公像。
豊かな樹々と、都心とは思えない静けさ。
家康は征夷大将軍を辞したあと駿府城に入り、大御所として居城とします。そしてその後も大御所政治と呼ばれるように、この城からなお幕府の政治に多大な影響力を発揮したのです。まさに徳川家康の城、公園内には立派な家康像があり、その姿は400年を経た今でもこの街に存在感を得ています。
公園は堀に囲まれたエリア全体に広がっていて、一部では東御門と巽櫓、坤櫓が復元され、往時の面影を伝えています。園内は豊かな樹々が植えられ、都心とは思えない静けさがあります。日本庭園と茶室を備えた「紅葉山庭園」もあり、市民にも開放されています。
駿府城公園内には豊かな樹々が植えられ、都心とは思えない静けさと瑞々しさがある。
随所に芝生の広場が設けられている。
埋められたものの一部が復元された「本丸堀」。
富士山を望む天守に、思いを馳せて。
ゆっくりと散策していると、富士山が見える場所もありました。富士見広場と呼ばれるエリアからは、やや遠くにはなるものの、富士山を眺めることが出来るのです。壮大な天守閣からは、もちろん手に取るように眺めることが出来たのでしょう。そして風光明媚な駿河湾や南アルプスなんかも一望のもとに。その日は静岡市内や清水港方面を観光していたので、訪ねた名所をあまねく望むことが出来るなんて、そしてここは東海道が通る東西交通の要衝でもあり、天下の家康が惚れたのも頷ける城なのでした。
石垣には刻印のある石が多数見られる。石垣の工事に関わった大名の家紋や、石を積んだ職人の刻印だと言われる。
白壁の向こうには日本庭園「紅葉山庭園」がある。
この時は天守台の発掘調査が行われていた。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 駿府城公園 |
---|---|
所在地 | 静岡県静岡市葵区駿府城公園1−1 |
問い合わせ先 | 054-221-1066 | 静岡市役所/観光交流文化局 |
休業日 | 無休 |
料金 | - |
駐車場 | なし |
公式サイト | https://sumpu-castlepark.com/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/駿府城公園 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298124-d14122360-Reviews-Sumpu_Castle_Park-Shizuoka_Shizuoka_Prefecture_Tokai_Chubu.html |
LAST VISIT | 201910 |
※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。