比叡山峰道レストラン

圧巻の眺望と、比叡山料理を愉しむ。

比叡山の中でも特に人気のあるレストランが比叡山峰道レストラン。どんな店にも真似できない、圧倒的な琵琶湖ビューを見ながら食事できるお店です。延暦寺の西塔と横川の間にあり（つまりお店も延暦寺の境内にあるということになります）、奥比叡ドライブウェイの沿道なのでアクセスも良好。特にシーズンになるとたくさんの観光客で賑わいます。今回訪ねた日は最高の天気で、琵琶湖のみならず対岸までくっきりと見える眺望を楽しみながら食事が出来ました。

晴天を映す、真っ青な琵琶湖。

食券形式になっていて、席も自由に座れます。もちろん窓際のテーブルを確保。眺望を出来るだけたくさん取り込めるよう、琵琶湖側はガラスのカーテンウォールになっています。店内の照明はやや暗めなので、ガラス面から取り込む景色が店内を明るくしています。すると琵琶湖の青、空の青を反射した光によって、なんだか店内まで青味を帯びた光が差し込んでいるような感覚になります。またガラス面に切り取られるパノラマ眺望は絶景としか言いようがありません。正面の眼下には比叡山の麓、坂本の街が見えます。その向こうには晴天を映す真っ青な琵琶湖。この日はこれ以上ないくらいにスッキリ晴れ上がった天候でしたが、その清々しい青空と琵琶湖の水面が全く同じ色をしているのに驚きました。

ここでしか味わえない名物、平和丼。

琵琶湖を挟んで対岸には、湖東の主要都市がきれいに横並びに見えます。草津、栗東、守山、野洲、近江八幡。駅前の高層ビルが等間隔で塊を作っています。端正な円錐形が特徴の近江富士もくっきり。さらにその奥に鈴鹿山脈の稜線が続きます。そして澄んだ大きな空。こんなに素晴らしい展望を楽しめるレストラン、なかなか他にありません。しばらく見惚れていると、注文した料理が運ばれてきました。
今回いただくのは「平和丼」という、この店オリジナルの名物メニューです。精進料理的な要素を取り入れた優しい味の丼で、ご飯の上に胡麻豆腐と湯葉、生麩を和風ダシのあんでとじたあんかけ丼です。パラパラと散らされたあられがアクセントに。さっぱりした味で、美味しくいただきました。小鉢と山菜そばも付いていて、この蕎麦が香り高い本格的な一品でした。他にも「比叡そば」「山の御膳」「冷やしごま豆腐ぜんざい」など、地元の食材をふんだんに使用した各種メニューが楽しめます。

展望台としても、一級品の施設。

またレストランで食事をしない場合でも、ここでしか見られない眺望を楽しむことも出来ます。お店の外に広い展望デッキがあるのです。ベンチもあるし、トイレも完備。だからドライブのちょっとした休憩に立ち寄ることも出来るんです。ということで、奥比叡ドライブウェイを走る際には100%立ち寄ることをおすすめできる、比叡山峰道レストランなのでした。

アクセスマップ

詳細情報