船場センタービル
せんばせんたーびる □大阪府大阪市
商都大阪の人情が交差する、高架下ビル。
大阪市の東西の大動脈、中央大通。生駒山の麓から海遊館のある北港まで、約22kmの距離を脇目も振らず直進する幹線道ですが、その道程のちょうど真ん中あたり、オフィスが集中する本町界隈だけは高架になっています。その高架下にずっと続いているビルが、船場センタービルです。
船場といえば特に大阪城築城以降、「天下の台所」として日本の商業を栄えた大阪の中でも、さらに心的な役割を果たしてきた街でした。大坂の町人文化の中心となったところでもあり、船場言葉が標準的な大阪弁になったとも言われるほど。現代もビジネス街として大阪の経済を支えるエリアです。
商都大阪を貫いた高速道路の高架下、東西約930mに渡る商業施設。1970年に開業した。
50周年を機に外観がリニューアルされた。
大阪の大動脈・御堂筋との交差点。
東西約930mにも及ぶ、長大な建物。
阪神高速と中央大通共用の高架下。そして地下鉄中央線の真上。西と東をつなぐ大動脈に挟まれるようにして、東西約930mにも及ぶ長大な建物が特徴。もちろんその間、御堂筋や堺筋といった何本もの南北道路があるので、それらに分断される形で、1〜10号館までに分かれています。ブランド品や輸入品が数多く揃う1〜3号館。繊維の卸問屋がずらりと集結した4〜9号館。さらに多彩なショッピングが楽しめる10号館。外観からはある意味そんな風には見えないんですが、なんと1000軒以上の店がひしめき合うといいます。また卸問屋でも一般客に売ってくれる店も多く、掘り出し物を探す楽しみもあります。
この辺りの地主だった繊維の卸問屋が再入居し、巨大な問屋街として知られる。
長大な建物は地下鉄4路線に接続している。
リニューアル前の昭和的外観。
真面目で愚直で、どこかもの悲しい佇まい。
完成オープンしたのが1970年ですから、レトロすぎずモダンすぎず、まさに成長期の日本をそのまま表現したような、真面目で愚直でどこかもの悲しい佇まいのあるビル。でもそこには、今も商都大阪の人情が交差する、懐かしくも温かい空気が生き生きと流れています。
NEWS! | 船場センタービルは2020年に50周年を迎えました。それに合わせて外観のリニューアルやイベントが催され、徐々に変わりつつもあります。船場ミューラルパークという壁画イラストで埋め尽くされた新感覚のスペースが出来たり。しかし根底にあるもの、船場という街と商人としての意志を誇る人々の気持ちは変わりません。ここはいつまでたっても船場の真ん中であるのです。 |
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つい最近まで船場センタービルと言えば古ぼけたレトロビルの象徴のような存在だった。
多数のアーティストが参加し、壁面アートを制作。
「船場ミューラルパーク」として新たな空間に。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 船場センタービル |
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所在地 | 大阪府大阪市中央区船場中央2-3 |
問い合わせ先 | 06-6281-4500 | 船場センタービル |
休業日 | 日曜日、祝日(12月は無休) |
料金 | - |
駐車場 | 周辺有料駐車場 |
公式サイト | http://www.semba-center.com/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/船場センタービル |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298566-d4372921-Reviews-Semba_Center_Building-Osaka_Osaka_Prefecture_Kinki.html |
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