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ならまち □奈良県奈良市
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今も昔もそのままに、路地に溢れる町のやさしさ。

猿沢池から南へ広がる奈良の下町、低い屋根瓦に格子窓や犬矢来が並ぶ情緒ある町並みは、京都のそれとはまた少し趣きが違います。ならまちは、時間が止まっています。急がない、今と変わらなくていい。そんな空気が流れているのが、ならまちです。華やかな歴史街道ではなく、静かに歴史を語る路地。訪れる旅人に安心感を与えるのは、他人の心に入り込むことをしないならまちの奥ゆかしさです。

ならまち

「ならまち」は奈良公園一帯の南側に広がる昔ながらの町並みが残るエリア。観光資源として近年注目されている。

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1184年創業という「菊岡漢方薬局」。

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「なら燈花会」の灯りが並ぶ。

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南勝院町界隈の町並み。

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町角に静かに鎮座する「猿田彦神社(道祖神)」。

古い民家を改装した、雑貨屋やカフェが並ぶ。

ならまち一帯はかつて元興寺の境内で、中世以降には筆や墨、蚊帳などの手工業が発達した町でした。江戸時代から明治時代の町屋が今も軒を連ねていて、訪れる人に懐かしさを感じさせてくれます。
20年ほど前から観光資源として再評価され、積極的なアピールの結果多くの観光客が訪ねてくるようになりました。それとともに古い民家を改装した雑貨屋やカフェが並ぶようになりました。モダンな建物も登場し、まちは徐々に変化を見せています。

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江戸時代からの町家を活かしたショップやレストランが増えている。まちは徐々に変化を見せている。

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ならまち町家カフェのさきがけ「カナカナ」。

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家並みの中にある路地こそ、ならまちの魅力。

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さまざまな場所から見える「興福寺五重塔」。

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鶴福院町の老舗菓子舗「とらや」。

奈良の人々が、無意識に守り続けてきた都の残像。

ただこのまちの美しさは、そこではない、たとえば陰になるような通りの片隅に隠れています。奈良の人々が無意識に守り続けてきた都の残像。そこからにじみ出す鄙びたレトロと郷愁。それがならまちを美しくしている要素のような気がします。
ここは僕が生まれ育ったまちです。西新屋町、中新屋町、高御門町、脇戸町。何本にも枝分かれする路地に、歴史の横顔がのぞきます。そして時間があれば、なるべく細く暗い道へ足を運んでみてください。そこにはきっと、雑誌には載っていない特別な発見がたくさんあるはずです。

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ならまちの本当の美しさは、奈良の人々が無意識に守り続けてきた都の残像。路地裏に隠れている何気ない情景。

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細かく分かれた町それぞれに由緒がある。

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橋の下を覗けば舟に乗った「率川地蔵尊」。

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ならまちではよく見かける「中野牛乳」。(現在は廃業)

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町中には至る所に寺社がある。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 ならまち
所在地 奈良県奈良市
問い合わせ先 0742-22-3900 | 奈良市観光センター
休業日 -
料金 -
駐車場 周辺有料駐車場
公式サイト http://www.naramachiinfo.jp/
wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/ならまち
食べログ -
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298198-d1385971-Reviews-Naramachi_no_Machiya-Nara_Nara_Prefecture_Kinki.html
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