猿沢池
さるさわいけ □奈良県奈良市
水面に映る五重塔と、揺れる青柳が美しい古池。
古くから栄えた奈良の下町、今はならまちと呼ばれる地域と奈良公園に挟まれた池です。観光客はもちろん、奈良の人々にとっても憩いの場として親しまれています。歴史は古く、興福寺によって奈良時代の749年に作られた人工の池です。そんな猿沢池は、興福寺の五重塔と池畔の柳を映り込ませた写真がとても有名です。春を伝えるのは桜だけでなく、池の周囲に芽吹いた垂れ柳もその使者。春の柳暗花明という言葉がありますが、池の周りには確かに季節が巡ります。
奈良時代に人工池として造られた。周囲は360mほどの池だが、奈良の美しさや風情がたくさん詰まっている名所として親しまれている。
池の南側にはベンチが並び、多くの人で賑わう。
北東側にある、通称「五十二段」。興福寺へとつながる石段。
猿沢池にはさまざまな鳥たちも憩う。
もちろん、周囲には鹿たちもたくさん。
池の畔には、脇役たちが控える。
また周囲をちょっと見回せば、ミクロな見どころがいくつかある池なんです。池の東側には九重塔といって、石で出来た小さな塔が建っています。夕暮れ時に、茜色の空にシルエットが映える風景が特に美しいのです。それとすぐ南側には率川という小川が走っていて、ここには石船の上に並ぶ地蔵が見られます。また夜には池のほとりの柳がライトアップされ、幽玄な雰囲気に包まれます。
子供の頃、夏になると池の真ん中にやぐらが建てられ、池のぐるりに夜店が並ぶ盆踊りが楽しみでした。今はもう行われなくなってしまいましたが、淡い夏の記憶のひとかけらとして、いつまでも懐かしい情景です。
北西側には水面に石碑や小島があり、野鳥が羽を休めたり亀が日光浴をする姿がよく見られる。歴史や風情とともに、自然も感じられる猿沢池。
夕暮れ時のシルエットが美しい、池のほとりに立つ九重石塔。
夜になるとライトアップされ、揺れる青柳が風流。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 猿沢池 |
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所在地 | 奈良県奈良市登大路町49 |
問い合わせ先 | 0742-22-0375 | 奈良公園管理事務所 |
休業日 | 年中無休 |
料金 | - |
駐車場 | 登大路観光駐車場:535台 |
公式サイト | - |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/猿沢池 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298198-d1385972-Reviews-Sarusawa_ike-Nara_Nara_Prefecture_Kinki.html |
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