岩国寿司

華麗な見た目から、「殿様寿司」とも呼ばれる。

岩国に古くから伝わる岩国寿司は、今から300年以上も前、水を確保できない山城である岩国城での合戦に備えるために保存食として考えられたのが始まりなのだとか。そのため地元では「殿様寿司」とも呼ばれ、その豪華な見栄えから祭事や祝事などで振る舞われる習慣があるそうです。
また別名「角寿司」とも呼ばれるように、岩国寿司の見た目には大きな特徴があります。四角い桶に酢飯を敷き詰め、春菊などの青菜、椎茸、錦糸卵、穴子、それに岩国名産のれんこんなどを乗せ、それを何段も積み重ねて上から押し固めるというもの。

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「殿様寿司」とも呼ばれ、その豪華な見栄えから祭事や祝事などで振る舞われてきた。

色とりどりの、華やかな見栄えも美しく。

交互に重なりあう寿司飯と具がギュッと固められ、同時にそれぞれの旨味が染み渡ってゆきます。濃厚なちらし寿司のような味で、食べごたえ十分。色とりどりの華やかな見栄えも美しく、見た目だけでも美味しい郷土料理です。
一度に数十人前が出来上がるという岩国寿司。名所・錦帯橋周辺のお店でいただくことができます。なかでも8代に渡って伝統の岩国寿司の味を守り続けている老舗旅館、三原家が人気。予約必須ですが、元祖と言われる風味豊かな三原家の岩国寿司は是非賞味したい逸品です。

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岩国寿司は味も見た目も華やか。岩国寿司を藩主に献上していたという「三原家」が有名。

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