九重"夢"大吊橋
くじゅうゆめおおつりはし □大分県玖珠郡九重町
全長390m、高さ173mの吊り橋で絶景空中散歩。
飯田高原にある鳴子川渓谷に架かる九重“夢”大吊橋は、2006年に開通した観光用の吊り橋です。一度に1800人が渡れるという巨大な橋で、ちょっとした丘を越えて最初にその主塔が視界に入った時は、空を突き抜けんばかりのその大きさに驚かされます。橋の全長は390m、最も高いところで谷底からの高さは173mもあり、歩行者専用橋として日本一長くて高い橋です。
実際に橋を歩いてみると、電柱くらいありそうな極太のワイヤーに支えられた橋桁は、吊り橋とは思えないくらい安定していて、例えば谷瀬の吊り橋のようにわさわさと揺れる橋に比べれば、とても渡りやすい橋です。
全長390mもあり、日本一長い吊り橋。谷底からの高さも173mもあり、壮大な景色が楽しめる。
九酔渓の緑深き森、九重連山の壮観な姿。
逆に吊り橋独特のアスレチック感というか、冒険感覚を期待していると、少々肩透かしをくらった気分になりますが、それを補って余りある特別なものは、この橋から眺める素晴らしい眺望です。
目がくらみそうなくらい深い谷底を流れる鳴子川、雲海のごとく見下ろすのは延々と広がる九酔渓の緑深き森、九重連山の壮観な姿。あとはもう大きく広い空だけです。雄大な自然のパノラマの中に、一筋の滝も見えます。それは震動の滝。このあたりの景勝のひとつで、高さ83mの大滝です。九重“夢”大吊橋は、そんな絵に描いたような絶景の空中散歩を楽しめます。
また周辺は紅葉の美しい名所としても有名で、毎年11月上旬くらいがベストシーズン。橋の下には燃えるように色鮮やかな紅葉の海が広がる絶景が見事です。
雲海のごとく見下ろすのは延々と広がる九酔渓の緑深き森、九重連山の壮観な姿。紅葉シーズンがベスト。
50年を経て実現した、まさに"夢"の橋。
この橋が構想されたのは、まだ地域の生活道も十分に整備されていない1950年代なんだそうです。紅葉の名所である九酔渓を、雲から見下ろすように眺めてみたい。そんな途方もない物語が、50年を経て実現した今、九重“夢”大吊橋はまさに叶えられた夢であり、訪れる人々をも夢見心地にしてくれる架け橋でした。
あくまで観光用として建造されたもので、橋は集落と集落を結んでいるものではなく、大きな意味で「道」として意味を持っているものではありません。でも絶えず人々が訪れるようになって、地域の交通が増え、橋が人々の交流を生んでいる様子は、まさに「新しい道」が生まれようとしている息吹を感じさせてくれました。
橋の中央部分はグレーチングになっていて、下が透けて見える。苦手な人は怖さを感じるかも。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 九重"夢"大吊橋 |
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所在地 | 大分県玖珠郡九重町田野1208 |
問い合わせ先 | 0973-73-3800 | 九重"夢"大吊橋管理センター |
休業日 | 無休 |
料金 | 大人:500円、小人:200円、小学生未満:無料 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
公式サイト | http://www.yumeooturihashi.com/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/九重"夢"大吊橋 |
食べログ | - |
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