御園座
みそのざ □愛知県名古屋市





見事に復活した、名古屋伏見のランドマーク。
2018年に建て替えが完了して再オープンした御園座。それまでは昭和の哀愁漂うビルでしたが、今はとてもモダンで洗練された建物に生まれ変わりました。伏見通に面した外観は旧御園座のナマコ壁をモチーフとした意匠と、「御園座レッド」と呼ばれる鮮やかな朱色の壁が個性的。1階部分には「御園小町」という土産物店が入り、2階以上が劇場になっています。そして5階以上は、なんとタワーマンション。高さ約170m、地上45階の分譲マンションになっています。著名な建築家である隈研吾氏が監修したことでも話題となりました。

建て替え後、2018年に再オープン。
御園座は明治29年に開場。それ以来、名古屋の演劇文化、特に歌舞伎の中心として親しまれてきました。しかし時代の波に押されて2000年代以降は業績が悪化。建て替えと経営難脱却のために土地を大手デベロッパーに売却し、その後建設されるタワーマンションの区分所有者として、建物内に施工された劇場を買い取るという形が取られました。要は土地を売って借入金を返済し、さらに劇場を再生したという仕組み。
そして御園座は2015年に一旦閉館し、建て替えが完了した2018年に再オープンしたのです。

全体的に明るく、華やかな雰囲気。
その結果御園座は伏見のランドマークとして見事に復活し、再び多くの人々を楽しませてくれる劇場として再出発。今回は、御園座で定期的に公演されている宝塚歌劇を観るために訪れました。
劇場の中はやはり鮮やかな朱色を基調にデザインされ、和のテイストが感じられる仕上げになっています。そして全体的に明るくとても華やかな雰囲気。ホールは約1300人が収容でき、天井も高く開放感のある設計になっています。座席の幅も広めだし、席ごとにドリンクホルダーもあって快適に観劇することができました。そんな御園座では歌舞伎をはじめミュージカル、コンサート、歌手芝居、吉本新喜劇、落語、宝塚歌劇など、多種多様な催しが行われています。

使い勝手抜群、「御園小町」も大人気。
また2階の売店で販売されている「御園座名物・最中アイス」が美味しいと評判。小倉、抹茶、バニラの3種類があり、行列とともに飛ぶように売れていく人気ぶりです。
さらに1階の「御園小町」も大人気。風呂敷に包まれた「幕の内弁当」をはじめ御園座オリジナル商品や、名古屋名物のお土産などかなり充実した品揃え。イートインコーナーもあって観劇の前後や幕間に重宝します。
ということで新たな観光スポットとしても完全に復活した名古屋の御園座。これからの文化的な発信にも要注目です。

photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 御園座 |
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所在地 | 愛知県名古屋市中区栄1丁目6-14 |
問い合わせ先 | 052-222-8222 | 御園座 |
休業日 | 無休 |
料金 | - |
駐車場 | 有料駐車場 |
公式サイト | https://www.misonoza.co.jp/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/御園座 |
食べログ | ー |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298106-d13567671-Reviews-Misonoza-Nagoya_Aichi_Prefecture_Tokai_Chubu.html |
LAST VISIT | 202407 |
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