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大須観音 大須観音

大須観音

おおすかんのん □愛知県名古屋市
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オススメ度

飾らない佇まいに、町の縮図を見る。

いかにも下町情緒の溢れる大須の町。大須観音は雑多な雰囲気の町並みに合わせたように、大雑把でごちゃっとした佇まいが印象的です。でもそれは、これ以上ないくらい見事に町と一体化していて、逆に見る者を不思議と安心させてくれます。戦災で焼失した建物は昭和45年に再建され、今も地元の人々には「観音さん」と親しまれています。
大須観音の創建は、実は岐阜県にあった大須郷という場所でした。その地に造営された北野天満宮の別当寺として1333年に建てられ、江戸時代になって現在地に移築されました。その時に大須という名前がこの場所に持ち込まれ、門前町として栄えたこの町の地名としても定着したんだそうです。

大須観音

浅草寺のように、下町情緒の溢れる門前町との一体感が魅力的。本堂は1970年に再建されたもの。

独特の世界観で、旅情をくすぐる寺。

境内にはほんとにたくさんの鳩が群れて、門には大きな赤提灯もぶらさがり、さながら浅草寺のように見えてしまいます。浅草のように一種国際的な活気というのはないですが、大須観音にも独特の世界が広がっています。この町の縮図のように、初老の男性が鳩にエサを投げ、汚れた野良猫が境内で戯れ、学生風が神妙な顔付きで切株に腰掛けていたり。曇天の薄暮、なんとなく物憂げな空気が流れる境内。たくさんの赤いのぼりが翻るのとは裏腹に、どこかちょっと切ない気持ちにさせられます。
古くから盛り場として栄えた大須の町。一時は忘れ去られた歓楽街のように衰退した時もあったそうですが、そんな浮き沈みする町の全てが染み込んだような、憂いの昭和風、他ではあんまり見掛けない、なかなかに旅情をくすぐるお寺でした。

大須観音

大須観音は現存最古の「古事記」(写本)を含めて複数の国宝を所蔵している。古事記は東京国立博物館に寄託されている。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 大須観音
所在地 愛知県名古屋市中区大須2-21-47
問い合わせ先 052-231-6525 | 大須観音
休業日 無休
料金 -
駐車場 なし
公式サイト http://www.osu-kannon.jp/
wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/大須観音
食べログ -
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298106-d1309793-Reviews-Hoshoin_Osukannon-Nagoya_Aichi_Prefecture_Chubu.html
LAST VISIT 200507                         

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