大将軍神社(東三條社)
たいしょうぐんじんじゃ □京都府京都市





方位神として都を守った、由緒ある神社。
三条通からチラッと見えた玉垣と鳥居に吸い寄せられるように路地を歩いてたどり着いたのが、大将軍神社でした。何の予備知識もなかったので、その厳つい名前に驚いてしまいました。でもよく調べてみると、私が想像した征夷大将軍のことではありませんでした。それどころか、その成り立ちはとても興味深く、歴史や境内も含めてかなり見ごたえのある神社なのでした。

陰陽道における、方位の神様。
まず大将軍について知らねばなりません。大将軍というのは古来から日本で信奉されていた。陰陽道における方位の神様です。平安京造営の際、桓武天皇が大内裏の守護のために四方に置いた4つの大将軍神社のうちのひとつが、今回ご紹介する神社です。別名を東三條社と呼ばれます。「京の七口」と呼ばれる京都への出入口のうち東海道の終着でもあったこの場所に置かれたのは、必然だったのかもしれません。

4つの大将軍神社、その南東を守っていた。
境内はコンパクトで、拝殿と本殿の他にもいくつかの境内社が建ち並びます。本殿に寄り添うように聳え立つ、樹齢800年という大木が印象的で、御神木とされています。現在の祭神は素戔嗚尊と、平安時代の関白藤原兼家となっています。兼家の御殿がかつて、この近くにあったそうです。
境内には他に「荒熊稲荷社」「天満宮」「白龍弁財天」などのお社があり、どれも建てられた年代が様々なのか、それぞれに特徴があって面白いです。

荒熊稲荷社の、狐の石像について。
そんな中、荒熊稲荷社では最近事件が起こったそうです。社殿の両脇に立っていた狐の石像2体が何者かに盗まれたそうなのです。今はすでに新しい狐の像が据えられていましたが、この限りなく静かで平和な神社に、早く戻されてくることを祈らずにはいられません。

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アクセスマップ
詳細情報
名称 | 大将軍神社 |
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所在地 | 京都府京都市東山区三条大橋東三丁目下る長光町640 |
問い合わせ先 | - | - |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | ー |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/大将軍神社_(京都市東山区) |
食べログ | ー |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298564-d8130712-Reviews-Higashisanjo_Taishogun_Shrine-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html |
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