三条大橋
さんじょうおおはし □京都府京都市
京の玄関口とされた、東海道五十三次の西の起点。
京都の夏の風物詩、納涼床が連なる鴨川。古都の東端を緩やかに流れるこの川に、三条通りの一部として架かるのが三条大橋です。嵐山の渡月橋と並んで京都ではもっとも有名な橋のひとつで、古くから歴史の舞台にもたびたび登場する名所です。
三条大橋は東海道五十三次の、西側の起点でもあります。つまり東京の日本橋から始まる東海道の、京都に到着する終点となるのがこの三条大橋なのです。だからもちろん広重の浮世絵にも登場するし、多くの旅人がこの橋を目指して歩いたに違いありません。
三条大橋は東海道の西側の起点。ここから東京の日本橋までの道が始まる。
京都の風情を代表する、鴨川との景観。
ところが逆に、かつては三条大橋の東詰の河原は処刑場・晒し場だったという恐ろしい面も。石川五右衛門はここで釜茹にされたし、豊臣秀次は謀反の疑いをかけられ自害した後ここで晒し首にされたし、あの石田三成もこの河原で晒し首となったそうです。もちろん今ではそんな怖いイメージは皆無で、京都の風情を代表する景観。橋から見下ろす鴨川は、いつ見ても穏やかにそして艶やかに流れています。
周辺には鴨川の美景や納涼床があり、京都らしい風情が漂う。
木橋の面影を残す意匠と、欄干の擬宝珠。
橋の歴史はとても古く、室町時代の初頭にはあったとされます。現在の橋は1950年に改修されたコンクリート造のものですが、1590年に豊臣秀吉が改築したと言われる木橋の面影を残す意匠、さらに欄干の擬宝珠14個は当時のものが使われています。東山を背景にした三条大橋は、その擬宝珠や古式ゆかしいシルエットによって、京の風情を彩る重要なワンピースとなっています。
欄干の擬宝珠14個は豊臣秀吉が命じた修復の際に取り付けられたものが、現在も使われている。
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アクセスマップ
詳細情報
名称 | 三条大橋 |
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所在地 | 京都府京都市中京区三条通 |
問い合わせ先 | 075-752-0225 | 京都市観光協会 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 周辺有料駐車場 |
公式サイト | - |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/三条大橋 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298564-d7159892-Reviews-Sanjo_Bridge-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 201009 |
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