円頓寺商店街
えんどうじしょうてんがい □愛知県名古屋市





古くて新しい、独特の雰囲気。
名古屋で最も古い商店街とも言われるのが、名古屋駅から歩いて15分ほどのところにある円頓寺商店街。名古屋の地名の由来とも言われる那古野エリアにある商店街です。名古屋高速が通る江川線から、江戸時代の町並みが残る四間道まで、約220mに渡って続くアーケード。明治時代より続く老舗から最近できたばかりの新店まで、約30店舗が営業しています。新旧が絶妙なバランスで混じり合った様子が特徴的な、観光スポットとして注目を集めています。

大須と肩を並べた、商人の町。
約400年前に名古屋城が築城され、清洲城から移ってきた徳川家康。その時に清洲にいた商人たちもこの辺りに移り住んできました。以来、大須と肩を並べる商人の町として発展してきました。また商店街の中に円頓寺というお寺があり、その門前町としても栄えたのです。近代化を経て昭和時代まで賑やかでしたが、やがて市電も廃止され陸の孤島のようなエリアとなり、客足は遠のいてゆきます。一時はシャッター通りの憂き目を見るも、今も残る下町風情や昭和レトロな魅力が再評価され、新しい店も増えてきています。

増えつつある、新しい感覚のお店。
円頓寺商店街の東の入口付近にある、名古屋名物・小倉トースト発祥の店を継ぐ「喫茶まつば」は、名古屋で現存する最も古い喫茶店。でもその店構えはリニューアルされ、とても今の時代らしい佇まい。また商店街中程にあった名店「西アサヒ」も、レトロモダンなカフェ「なごのや」として今風のコンセプトに変換されて生まれ変わっています。歌舞伎が見られるカフェとして人気の「カブキカフェナゴヤ座」は、レトロビルをリメイク。そんな新しい感覚を持ち込んだお店が増えています。

昭和どころか、明治や大正時代の面影も。
でも昔からそのまま残る、本物の老舗も点在。くすんだ看板やショーケース、昭和どころか明治や大正時代の面影も残されています。円頓寺や金刀比羅神社など、昔から変わらない寺社も町並みにしっくり馴染んでいます。古くて新しい、そんな独特の雰囲気が、円頓寺商店街の一番の魅力。商店街の方々もさまざまな取り組みや試みで、チャレンジを続けられているのだと思います。それはこの商店街をまだまだ成長させているし、そんな前向きな魅力に惹かれた観光客も増えているのです。

頑強な要塞のような、アーケード。
また円頓寺商店街ではイベントも盛ん。江川線の向こうに続く「円頓寺本町商店街」と合同で行われる「円頓寺七夕まつり」は70年近く続くメインイベント。他にも毎月行われるフリーマーケットや、カブキカフェナゴヤ座の役者さんによる練り歩きもあり、地域の人たちが手作りのイベントで盛り上げているのが特徴です。
それとこれは個人的でややマニアックな見方なのですが、アーケードがカッコいいのです。鉄骨が剥き出しなところと、それが急ピッチで並んでいるところ。写真に収めると無骨で頑強な要塞のようで、とにかく印象に残っています。

photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 円頓寺商店街 |
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所在地 | 愛知県名古屋市西区那古野1丁目 |
問い合わせ先 | 052-551-6800 | 円頓寺商店街振興組合 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | https://endojishotengai.com/home.html |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/円頓寺 |
食べログ | ー |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298106-d15873164-Reviews-Endoji_Shopping_Street-Nagoya_Aichi_Prefecture_Tokai_Chubu.html |
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