麵屋麻沙羅・広島汁なし担担麺

斬新さも楽しい、汁なし担担麺の風雲児。

麺屋麻沙羅は、袋町電停から歩いてすぐの場所にある広島汁なし担担麺の人気店。店名の麻沙羅は、様々な香辛料を粉状にして混ぜ合わせた物を指すヒンディー語「マサラ」からきています。その店名通り、10種類のスパイスを巧みに組み合わせた複雑な辛さが特徴のお店です。
店の前に広島汁なし担担麺のお店ではお馴染みの形の券売機が置いてあり、中がどれだけ混んでいるか分からないまま食券を買ってから入店します。店内はカウンター7席とテーブル席がひとつで、こじんまりしたサイズ感。ジャズが流れ、夜はバーにでもなりそうな雰囲気です。食券を渡してしばらく待ちます。

麻沙羅では、「かき混ぜすぎないように」。

今回注文したのは、麻沙羅の看板メニューでもある「四川汁なし担々麺」。まず見た目の特徴としては、麺がかなり太いです。平打ちの太麺で、今まで汁なし担担麺では食べたことのない太さ。その周りにミンチ肉や水菜、そして複数のスパイスがセットされています。
もちろん、例によってかき混ぜることから始まります。店によっては最低20回とか、30回とか書いてあったりしますが、麻沙羅では「かき混ぜすぎないように」とのこと。底のタレが全部麺に絡まり切らないくらいがオススメだそうです。

爆発的に広がる、華やかで爽快な香り。

麻沙羅では注文の時に「辛さ（唐辛子）」と「しびれ（花山椒）」をそれぞれ0〜4の5段階選べます。0は辛さもしびれも無し。今回は両方とも2で注文しました。
混ぜ終わった汁なし担担麺を早速いただきます。口にした瞬間、爆発的に広がる華やかで爽快なスパイスの香り。担担麺の辛さに加わって、見事なバランスで鼻腔を駆け抜けます。これは、絶品。特注だという平打ちの太麺もシコシコして歯応えがよく、しっかりと小麦の風味が感じられます。担担麺のパンチの中でも存在感を存分に発揮していて、そのバランスが秀逸。なんだか新しい広島汁なし担担麺に出会えたような気がしました。

様々なトッピングと、多彩なメニュー。

ちなみに麻沙羅では、スタンダードな汁なし担担麺以外のメニューもかなり充実。「あぶりチーズ汁なし担々麺」、「チリトマト汁なし担々麺」、「スパイシーカレー汁なし担々麺」など、魅惑のメニューが並びます。追加トッピングも濃厚チャーシュー、チーズ、パクチーなどが揃い、その日の気分でさまざまな味を楽しめます。お店ではライスもおすすめされていて、ぜひ担担飯も。アクセスも便利で、通うのが楽しみになりそうな名店でした。

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