tabicocoloとは
京都府立植物園 京都府立植物園

京都府立植物園

きょうとふりつしょくぶつえん □京都府京都市
公式HPwikipediaトリップアドバイザー食べログ
オススメ度

日本最大級、最古の公立植物園。

京都盆地の北端にある瀟洒な北山エリア。イチョウ並木が美しい北山通と並んで、このエリアのシンボルが京都府立植物園です。今から約100年前、1924年に開園した日本で最も古い公立の植物園。また現在の広さは24ヘクタール、約12000種類、約12万本の植物が植えられていて、国内でも有数の規模を誇る大きな植物園です。四季折々の楽しみ方がありますが、今回訪ねたのは秋が深まりつつある11月上旬。北山通のイチョウ並木はまだ色づきはじめでしたが、園内では随所に紅葉も見られました。

京都府立植物園

川端康成も愛した、くすのき並木。

京都府立植物園は外周だけでなく、園内のあらゆる場所に背の高い木がそびえています。それは100年という長い年月がそうさせたことと、そしてやはり多種多様な木が植えられたから。園内を散策していると、植物の種類の多いことは素人目にも一目瞭然です。さまざまな特徴を持つ木が、全く飽きさせません。特におすすめなのは、「くすのき並木」。樹齢100年以上のクスノキが200mに渡って真っ直ぐなトンネルを作り、木漏れ日の中を歩きます。川端康成もこよなく愛したそうで、彼の作品にも登場する名所です。

京都府立植物園

日本最大級の、観覧温室。

見どころは日本最大級の「観覧温室」。約4500品種、25000本もの世界中の植物が展示されています。入口では世界最大の花、ラフレシアがお出迎え。通路は曲がりくねりながら延々と続いていて、ゆっくり見ていたら軽く1時間は経ってしまいます。その間にテーマに合わせて区切られた空間があり、ジャングル室、有用作物室、砂漠サバンナ室、高山植物室、ラン・アナナス室など、次々に変わる空間でそれぞれ独自の生態を観察できます。ほんとに見たこともないような植物ばかりで、新たな学びの連続。いわゆる映える写真だって、いくらでも撮れそうです。

京都府立植物園

植物にまつわる、あらゆるシーン。

京都府立植物園は、他にも見どころがいっぱい。バラが咲き誇る「ばら」、噴水のある「沈床花壇」、和洋の紫陽花が集結した「あじさい園」、日本古来からの自然林を展示する「植物生態園」。他にも「梅林」「はなしょうぶ園」「つばき園」など季節ごとに百花繚乱となるエリアや、広大な広場、北米を想起させるような針葉樹林など、植物にまつわるあらゆるシーンを楽しむことができます。

京都府立植物園

古来からの自然林、なからぎの森。

その他でおすすめをいくつか。ひとつは元々この地にあったという、上賀茂神社の末社である半木神社。周囲の森は遥か古来からの自然林で、「なからぎの森」と呼ばれています。神社の厳かな雰囲気と呼応するような森は、植物園の中でも特別に神聖な趣きがあるのです。またこのあたりはモミジが多く、手前にある鏡のような池に映る姿が美しいものでした。

京都府立植物園

どんな風景にも合う、素敵なベンチ。

あと細かいことなのですが、随所に置かれているベンチがとてもオシャレなのです。「THE KYOTO BOTANICAL GARDEN」とエンボスされた鋳物の枠に、木目が美しい板がはめ込まれたベンチ。どんな風景にも合うし、置き方も絶妙なバランスなのです。
というわけで、さまざまな魅力に溢れる京都府立植物園。年間入場者数は70万人を超え、これは国内の公立植物園では最も多いそうです。それが納得できる、またリピートしたい植物園でした。

京都府立植物園

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 京都府立植物園
所在地 京都府京都市左京区下鴨半木町
問い合わせ先 075-701-0141 | 京都府立植物園
休業日 12/28~1/4
料金 入園200円、温室200円
駐車場 -
公式サイト https://www.pref.kyoto.jp/plant/
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/京都府立植物園
食べログ
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298564-d1798946-Reviews-Kyoto_Botanical_Garden-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html
LAST VISIT 202311

※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。

近くのおすすめスポット

ページトップへ戻る