福仙樓・カレー焼きそば
ふくせんろう・かれーやきそば □大阪府大阪市
長年愛される、老舗の名物メニュー。
大阪船場のど真ん中、緒方洪庵の蘭塾として名高い適塾の隣にある中華料理店。町中華と最近では呼ばれるカテゴリーになるのでしょうが、そんなことは一切関係ないといった独特の佇まいの名物店。創業は昭和25年。もう70年以上営業を続けるその老舗は、福仙樓というお店です。「カレー焼きそば」という聞き慣れない料理が人気なのですが、無理矢理想像したとしてもそれを裏切る見た目と味で、オフィス街のサラリーマンの腹を満たしている人気店です。
恐る恐る、ドアを開けて中へ。
入口のガラス扉には赤いカーテンが中を隠していて、一見すると閉まっているようです。しかしすぐ横には営業中の札があるので、恐る恐るドアを開けて中に入ります。ランチタイムを超えた13時過ぎ、店内は空いていました。しかし各テーブルにはまだ片付けられていない皿が無数に残っていて、ついさっきまでは満席だったかのようです。
席は自由みたいなので、皿が残っていない中央の大きなテーブルに座ります。
アジアのどこかの国の、食堂のよう。
店内は雑然としていて、アジアのどこかの国の食堂のようです。無機質なコンクリートの壁、テーブルには灰皿、店内BGMは無し。そしてメニューがどこにも置いていません。中年男性スタッフが1人でホールを担当していて、カレーライスならすぐ出せますけど、と無愛想に予想外の提案がありましたが、今日はカレー焼きそばと決めているのです。そして少し待っただけで、名物のカレー焼きそばが運ばれてきました。
スープカレーのように、サラサラ。
熱々の焼きそばがカレー粉とフュージョンしてるのかなと想像していたら、それとは全く違います。カレーはスープカレーのようにサラサラで、鉄板で焦げ目がつくように焼かれた感じでもありません。焼いたというより、カレーラーメンを丼ではなく皿に盛ったようなイメージ。量は多く、皿の上で山盛りになっています。具は豚肉、エビ、キャベツ、玉ねぎでシンプル。どれもカレーの色を纏って、そばより多いくらいの量があります。
見た目以上に、あっさりとした料理。
味は期待していた分でしょうか、特別すごいということもないのですが、長年愛されている名物ということで美味しくいただきました。素朴な味付けでカレーは辛さはなく、風味程度。見た目以上にあっさりとした料理でした。でもたぶん、ハマる人はいるんだと思います。福仙樓の独特の雰囲気にも。
そして値段はなんと530円。驚きの安さも、サラリーマンにはありがたい名物なのかもしれません。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 福仙樓・カレー焼きそば |
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所在地 | 大阪府大阪市中央区北浜3-3-11 |
問い合わせ先 | 06-6231-0019 | 福仙樓 |
休業日 | 日曜日 |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | ー |
wikipedia | ー |
食べログ | https://tabelog.com/osaka/A2701/A270102/27001653/ |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g14127623-d3778853-Reviews-Fukusenro-Chuo_Osaka_Osaka_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 202311 |
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