グリーンコーナー・てんかけラーメン
ぐりーんこーなー・てんかけらーめん □和歌山県和歌山市
もうひとつの、和歌山名物ラーメン。
以前ご紹介した、和歌山で長年親しまれている世界初の抹茶ソフトクリーム「グリーンソフト」。その製造元である老舗の茶舗、玉林園はグリーンコーナーというレストランを和歌山各所で展開しています。路面店もあれば商業施設のフードコートにあったりもするのですが、今回訪ねたのは和歌山ICを降りてすぐのところにある本店です。グリーンコーナーではラーメンや丼物、カレーライスなど、多彩なメニューがリーズナブルな値段で提供されています。和歌山市民なら誰もが行ったことがある身近な存在のようで、その中で生まれた名物メニューが、今回ご紹介する「てんかけラーメン」です。
地元に密着した、昔ながらのレストラン。
まぶしいくらい黄色の外観が特徴のグリーンコーナー本店。ランチタイムを過ぎた時間帯でしたが、まだまだお客さんは多いです。しかも学生風、ご婦人グループ、職人風、そして私みたいなサラリーマンなど客層が幅広いです。
店内はいかにも食堂といった感じで、カウンターで注文してから席で待って、リモコンが鳴ったら取りに行くというスタイル。今日はもちろん、名物のてんかけラーメンです。
初めて出会う、唯一無二のラーメン。
てんかけラーメンはシンプルだけどオリジナリティ溢れるラーメンです。スープは鶏ガラ、鰹節、豚骨でダシを取ったものだそうですが、臭みなどは一切なく、透明感のある和だしのようなスープ。そこに一番の特徴、天かす(揚げ玉)が丼全体を覆うくらい大量に入っています。それと紅生姜とワカメがトッピングされています。うどんのダシに中華麺を入れた姫路の駅そばを想起しましたが、でもやはり違いました。特に紅生姜がスープに爽やかさを与えていて、今までに味わったことのない、唯一無二のラーメンになっています。
コンセプトは、最後まで飲み干せること。
中細のストレート麺はこだわりの自家製。あっさりしたスープの中で風味が際立つ麺です。そして必ずと言っていいほど天かすが絡んでくるので、その旨味と一緒に。さらにスープがその余韻を増長して美味しいのです。それは全て計算された旨さじゃないかと、食べながら思いました。麺がなくなってからも、どうにもこのスープが美味しく、結局最後まで飲み干してしまいました。
ちなみにこのてんかけラーメンが生まれたのは昭和42年のこと。最後まで飲み干せるラーメンを作りたいとの店主の想いから誕生したそうです。そしてそれは見事に達成されている気がします。現に今日の自分がそうだったのですから。
今ではすっかり、ご当地麺。
てんかけラーメンはSNSなどでもかなり話題になっているようです。テレビや雑誌などで取り上げられているのを見たこともあります。これだけ個性的なメニューですし、実際和歌山市民にはとても馴染みがあるということで、ご当地麺としての地位を確立しているようです。
和歌山のラーメンといえば豚骨醤油の茶褐色スープが有名ですが、もうひとつの名物、てんかけラーメンも要注目です。
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アクセスマップ
詳細情報
名称 | グリーンコーナー・てんかけラーメン |
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所在地 | 和歌山県和歌山市出島48-1 |
問い合わせ先 | 080-4293-1909 | 玉林園 グリーンコーナー 本店 |
休業日 | 無休 |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | http://gyokurin-en.co.jp/rahmen.html |
wikipedia | ー |
食べログ | https://tabelog.com/wakayama/A3001/A300101/30006256/ |
トリップアドバイザー | ー |
LAST VISIT | 202310 |
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