玉林園・グリーンソフト

抹茶ソフトの発祥、和歌山夏の定番。

和歌山では知らぬ人などいない、夏の定番「グリーンソフト」。江戸時代から続く老舗の製茶会社である玉林園が、昭和33年から販売しているロングセラー商品です。隣の大阪ではまず見かけないのですが、和歌山県内ではスーパーやコンビニなどどこでも売られています。県人にとってはもはや県民食と言っていいくらい幼少期から慣れ親しんでいる味で、ソフトクリームと言えばグリーンソフトのことを指すくらい、身近で日常的なアイスになっているみたいです。

パッケージがレトロで、とても素敵。

和歌山には玉林園直営の販売所がいくつかありますが、今回は和歌山,観光からの帰り道、阪和自動車道の紀ノ川サービスエリアで購入。冷凍庫2段分にぎっしりと売られていて、その人気の高さを思い知ります。
パッケージがまたレトロでとても素敵。キャラクターのグリンちゃんが可愛らしく、今ではグッズも販売されているそうです。包装を開けるとグリンちゃんの紙に包まれていて、それをさらにめくるとグリーンソフトが出てきます。なんだかその瞬間がワクワクします。

優しい甘さと、抹茶の風味。

グリーンソフトはほどよい大きさ。大きくもなく、小さくもなく、今までに見たこともないサイズで、その見た目さえも名物と化してしまいそうな特徴です。そして上部にもコーンが被さっています。なかなか見えないグリーンソフト、コーンを取ると薄いグリーンのアイスクリームがようやく登場です。
そしていざ実食。とても優しい甘さと、控えめながらしっかりと香る抹茶の風味。全体的にすごくさっぱりとしていて、爽やかな抹茶ソフトクリームです。和歌山県人がハマる理由がよくわかる、やみつきになる美味しさでした。

実は日本で最初の、抹茶ソフト。

今ではソフトクリームの味としては普遍的なメニューとなっている抹茶味。実は抹茶味のソフトクリームを、日本で1番最初に作ったのがこの玉林園です。発売からもう65年以上が経つレジェンド級のヒット商品ですが、特にここ数年でその知名度が全国的に高まっています。テレビや雑誌などでよく取り上げられ、今では年間200万個以上を売り上げているそうです。
今ではオンラインストアで気軽に買えるようになっていますので、さっそくこの夏に取り寄せてみたいと思っています。

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