道の駅紀伊長島マンボウ
みちのえききいながしままんぼう □三重県北牟婁郡紀北町
地元の食習慣、マンボウを食べる。
水族館で人気者のマンボウが食べられるなんて、この町に来て初めて知りました。三重県南部の大紀町は漁業が盛んな町。ブリの定置網にマンボウがよく掛かるようで、この地域では食材として安く流通しているそうです。そんなマンボウを気軽に食べられる道の駅があります。大紀町の長島地域にある、道の駅紀伊長島マンボウです。どストレートなネーミングが印象的。国道42線と260号線の分岐点にあり、緑色の三角屋根が並ぶ外観で分かりやすい建物です。
お出迎えするのは、リアルなマンボウ。
駐車場に車を停めると、まずは芝生広場にある大きなマンボウのモニュメントが目に入ります。リアルな表情だし、たぶん、実物大なのだと思います。やはり大きいです。これは惜しまれながら2021年に閉館した、賢島の志摩マリンランドにあったものが移されてきたものです。目の前で次々に仲間が食べられていくのはちょっと悲しい気持ちになっているのかもしれませんが、見た目は涼しげに泳いでいるようなマンボウです。
歯ごたえと旨味、マンボウの串焼き。
メインの建物の前に小さな緑色の店舗があり、「名物マンボウの串焼き」という大きな看板が出ています。1本450円。手軽に味わえるその名物を注文します。注文を受けてから焼きに入るスタイルのようで、鉄板の上で醤油ベースのタレをかけて一気に焼かれます。最後に塩胡椒をサッとまぶして、そのまま提供されます。
見た目は鶏肉のササミのよう。さっそくひとくち、まず食感にびっくりします。すごい弾力。硬いというものではなくてギュッと噛み締めていけるのですが、その跳ね返りが楽しい食感です。味は思いのほか淡白で、非常にあっさりして食べやすいです。胡椒が効いた味付けが絶妙で、また噛むほどに身から旨味が出てきます。まさかの美味しさを発見した気分でした。
東紀州の珍味が、取り揃えられている。
道の駅紀伊長島マンボウでは、地元の海の幸山の幸がたくさん販売されています。もちろんマンボウも。冷凍の白身や干物が人気だそうで、東紀州の珍味として多くの観光客が買い求めます。またこの辺りの名物である「さんま寿司」「めはり寿司」をはじめ、近海で獲れた魚の干物など、この地域ならではの味が豊富に揃っています。ウツボやサメ、クジラといった通好みの食材も興味をそそります。
レストランも併設されていて、刺身や海鮮丼など、熊野灘で獲れた新鮮な魚を使った料理が楽しめます。でもやっぱり人気はマンボウ。マンボウフライ定食やマンボウかき揚げうどんなど、刺激的なメニューが並びます。
それぞれに休息を取って、東紀州の旅へ。
道の駅紀伊長島マンボウには芝生広場がありますが、その奥には片上池という池があります。池のほとりにはベンチや遊具が置かれていて、旅の疲れをのんびり癒すこともできます。池の周りにはデッキの散策路も整備されていて、ちょっとした公園のよう。車中泊もOKのようですし、交通の要衝にあり、バイクや自転車のツーリング客も多く立ち寄ります。マンボウを食べて、それぞれに休息を取って、また東紀州の旅を続けます。
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アクセスマップ
詳細情報
名称 | 道の駅紀伊長島マンボウ |
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所在地 | 三重県北牟婁郡紀北町東長島2410-73 |
問い合わせ先 | 0597-47-5444 | 道の駅 紀伊長島マンボウ |
休業日 | 年中無休 |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | https://42manbou.com/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/道の駅紀伊長島マンボウ |
食べログ | https://tabelog.com/mie/A2405/A240501/24001344/ |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1121261-d1369406-Reviews-Roadside_Station_Kiinagashima_Mambo-Kihoku_cho_Kitamuro_gun_Mie_Prefecture_Tokai.html |
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