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志摩マリンランド 志摩マリンランド

志摩マリンランド

しままりんらんど □三重県志摩市
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オススメ度

NEWS! 志摩マリンランドは2021年、惜しまれつつ閉館しました。

魚たちと、懐かしく温かいぬくもりがある。

風光明媚な景観が広がる賢島にある小さな水族館。少し空き時間が出来たためにちょっと立ち寄る程度の気持ちで訪れたのですが、なかなかどうして、これがかなりオススメの水族館だったのです。
志摩マリンランドは近鉄賢島駅くら歩いてすぐのところにあります。真冬の、しかも閉館1時間前ということもあり、土曜日にもかかわらず館内はかなり閑散としていて、すれ違う人もまばら。設備もかなり古めかしく、至るところに昭和的なセンスが散りばめられていて、逆にそれがとても新鮮。展示の案内板など、どこか懐かしい、温かみのある内装も実は素敵です。オープンしたのは1970年。以来もう50年近くが経っているのです。

志摩マリンランド

長年親しまれた志摩マリンランドだが、惜しまれつつ2021年に閉館。51年の歴史に幕を閉じた。

志摩マリンランド 志摩マリンランド

海の歴史が学べるコーナー。

志摩マリンランド 志摩マリンランド

可愛らしいペンギンたちが出迎えてくれる。

建物は、アンモナイトをイメージして設計された。

志摩マリンランドでは、まず可愛らしいペンギンたちが出迎えてくれます。屋外で飼育されていて、愛嬌抜群の仕草に寒さも忘れて見入ってしまいます。建物はアンモナイトをイメージして設計されたそうで、なるほど外観もそうですが、館内の通路も螺旋状に展開されていたなと、地味に後から気づいて納得です。
そして展示もまず、アンモナイトの化石(実際に触ることができます)を初めとする古代生物ゾーンから始まります。カブトガニやオウム貝、肺魚などの生きた化石と呼ばれる生物が目白押しで、結構のっけから興味をそそられます。

志摩マリンランド

行きた化石とも言われる「オウム貝」。優雅な泳ぎを見せてくれる。

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ひょうきん顔のウツボの仲間。

志摩マリンランド 志摩マリンランド

頭上の水槽にはサメが泳いでいた。

綺麗になったかどうかは、さておいて。

その後に続く昭和的近未来な展示通路を抜けると、そこには体験型のドクターフィッシュ。水槽に手を突っ込むとみるみるうちに寄ってきて、手の角質を食べてくれるという役に立つ魚です。実際に何十匹ものドクターフィッシュに吸い付かれると、かなりくすぐったいものです。元気な者は手を水から出してもまだ頑張って吸い付いていたり、綺麗になったかどうかはさておき、面白い体験でした。
その後は通常の展示が続くのですが、志摩マリンランドは海遊館や鳥羽水族館と比べるとややマニアックなラインナップが特徴。そんな中でもネコギギという珍しい魚やクリオネなんかが人気者。そしてタイミングよくミスダコの大量に生まれた赤ちゃんが展示されていて、小さな小さな体を一生懸命動かして泳ぐ姿がキュートでした。

志摩マリンランド

ドクターフィッシュは水槽に手を突っ込むとみるみるうちに寄ってきて、不要な角質を食べてくれる。

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無数に泳ぐイカの赤ちゃん。

志摩マリンランド 志摩マリンランド

イソギンチャクはまるで花畑のよう。

主役は、まさに海のひょうきん族。

そして志摩マリンランドの主役、マンボウが最後に待ち構えています。マンボウはどこかの水族館で何度か見た記憶があるのですが、調べてみると国内で常時見られるのは8館しかないそうです。志摩マリンランドではマンボウ専用の大きな(この水族館で一番大きな)水槽で、想像以上ののんびりさで悠々と泳いでいます。いや、泳ぐというよりどちらかと言えば浮きもせず沈みもせず、ただ水と一緒になっているというか…。あまりに呑気だと思って面白く見ていると、今度は口を開けて間抜けな顔でこちらに向かって水と化してくるので本気で笑ってしまいます。まさに海のひょうきん族。この日は5匹が漂っていましたが、まるでコピペをしたようにどれも同じ風貌なのも笑えました。
志摩マリンランドでは他にも、海女さんが水槽に潜って給餌するとか、ペンギンにタッチできるイベントや裏方を見れる体験イベントなどもあり、小さな水族館ならではの工夫が人気を呼んでいます。さらに年に数回、運行中の近鉄電車の中を歩くのは、なんと志摩マリンランドのペンギンたち。そんなイベントまで催されているのです。
見た目はちょっと寂しく、知らない人も多いかもしれない賢島にある小さな水族館。でもそこには楽しさと、そして懐かしく温かいぬくもりがギュッと詰まっているのでした。

志摩マリンランド

マンボウは志摩マリンランドの人気者。想像以上ののんびりさで悠々と泳ぐ姿が可愛らしい。

志摩マリンランド 志摩マリンランド

大きな水槽に5匹のマンボウが飼育されている。

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「海の天使」とも言われる人気者のクリオネ。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 志摩マリンランド
所在地 三重県志摩市阿児町神明賢島723-1
問い合わせ先 0599-43-1225 | 志摩マリンランド
休業日 無休
料金 大人:1300円、中高生800円、小学生600円、幼児300円
駐車場 無料駐車場
公式サイト http://www.kintetsu.co.jp/leisure/shimamarine/
wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/志摩マリンランド
食べログ -
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1019679-d1161216-Reviews-Shima_Marine_Land-Shima_Mie_Prefecture_Kinki.html
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