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五風荘 五風荘

五風荘

ごふうそう □大阪府岸和田市
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オススメ度

風流な時間が流れる、日本庭園。

岸和田城を訪れたら、ぜひ一緒に訪問したいのが五風荘。足を伸ばすほどもなく、ほんとに目と鼻の先にある観光スポットです。本丸を取り囲む二の曲輪にあった「新御茶屋」という建物の跡地に、1939年に建築された純和風建築と日本庭園。岸和田で有力な家系だった寺田家の別邸として建てられたものでした。今は母屋はレストランとして利用されていて中に入るには食事することが前提ですが、日本庭園は誰でも観覧できるように無料で開放されています。

五風荘

五風荘自慢の、回遊式日本庭園。

門を抜けると右手に母屋があり、正面奥に小さな表門があります。この門は「南木門」と呼ばれ奈良の東大寺塔頭から移築されたものだそうで、南木とは岸和田にゆかりのある楠木正成から名付けられているそうです。
その南木門を抜けると、五風荘自慢の回遊式日本庭園が広がります。規模はさほど大きくはないですが、限られた空間を見事に利用しながら、池を中心に築山や木立が配され、その中に3つの茶室が構えられています。また築山には十三重の石塔があり、鎌倉時代のものでかつては織田信長の安土城にあったという代物。

五風荘

風流な母屋は、庭園にさらなる表情をもたらす。

また五風荘の母屋がそもそも立派なもので、この日本庭園にふさわしい風流な造りになっています。窓越しには和室で食事を楽しむお客さんと女中さんの動きが見えて、この日本庭園に呼応するような優雅な時間が流れています。建築としての見栄えも素晴らしく、雁行された配棟は庭園にさらなる表情をもたらし一体感を高めています。逆に建物の中からはこちらの庭園を見ながら食事ができるなんて、さぞかし贅沢なシーンだろうと容易に想像がつきます。

五風荘

美しき瞬間を、探しながらの散策。

訪ねたのは4月下旬。まさに新緑が目覚ましく成長し始めた季節。あらゆる木々が若葉を精一杯広げて、明るさと温もりを増した太陽の光を集めています。その出来たばかりの柔らかい葉で捉えきれなかった光が、緑のフィルターを通したみたいに葉の裏側から降り注ぎます。とくにアオモミジの美しさは格別。人の手で作庭された世界でも、自然に包まれたような感覚に浸れることは、まさに庭師の本分なのではないでしょうか。そんな美しき瞬間を探しながらの散策、贅沢な昼下がりでした。

五風荘

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 五風荘
所在地 大阪府岸和田市岸城町18-1
問い合わせ先 072-438-5230 | 五風荘
休業日 年中無休
料金 -
駐車場 有料駐車場
公式サイト https://gofuso.jp/
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/五風荘
食べログ https://tabelog.com/osaka/A2705/A270502/27111308/
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1023471-d4409201-Reviews-Gofuso_Garden-Kishiwada_Osaka_Prefecture_Kinki.html
LAST VISIT 202304

※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。

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