安土城跡
あづちじょうせき □滋賀県蒲生郡安土町
その後の城郭の礎となった、信長の夢の跡。
織田信長が自らの威信をかけて築城の命を下した安土城。当時来日した宣教師ルイス・フロイスによって中世ヨーロッパにも紹介された名城で、1576年の完成当初は五層六階、階層によって赤や青や金色に輝き、下層階は八角形をしていたそうです。とにかく桁外れな威容を誇り、当時の建築の妙技を注ぎ込んだ安土城。そして初めての本格的な天守の建築様式は、その後の日本の城郭の形式を決定付けたのでした。残念ながら完成から早くも6年後に天守は焼失し、現在はこんもりとした山中にそれらしき石垣の跡を残すばかりです。
信長らしく、1576年の完成当初は桁外れな威容を誇ったという。曲輪には随所で建物の礎石が再現されている。
標高198mの安土山に築かれた平山城だった。
安土山の南側からアクセスできる。
豪華絢爛を誇った安土城が、ふたたび見られることを願って。
琵琶湖東側を南北に延びる国道8号線を走っていると、西側の低い山・標高199mの安土山を覆う森の中に、安土城跡という大きな看板があります。国道を外れて訪れてみても、そこには小さな駐車場があるだけで、のどかでひっそりとした雰囲気。信長の天下統一の象徴であったその面影は見当たりません。それでもこの山を登って行く道はあり、豊かな木立に囲まれた散策路は歩いていて気持ちのよい道です。山頂の天守跡までは約30分。途中には豊臣秀吉や前田利家の屋敷跡や桜の名所である江藤の丘など、ちょっと一息つくのにちょうどいい見どころもあります。
現在滋賀県によって安土城の発掘・研究と復元が進められています。徐々に石段や石垣も整備されてきましたが、豪華絢爛を誇った安土城の全体像がお目にかかれるにはまだまだ年月がかかりそうです。
わずか10年で安土城は廃城となる。その後は歴史の表舞台に出てくることはなかったが、近年は調査や復元が進められている。
入場口に近い箇所から徐々に整備されている。
すぐに急な石段が始まる。横は摠見寺の石垣。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 安土城跡 |
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所在地 | 滋賀県蒲生郡安土町下豊浦 |
問い合わせ先 | 0748-46-4234 | 安土町観光案内所 |
休業日 | - |
料金 | 大人:500円 小人:100円 |
駐車場 | 敷地内無料駐車場あり(花見の時期のみ有料) |
公式サイト | https://www.azuchi-nobunaga.com/ |
wikipedia | http://ja.wikipedia.org/wiki/安土城 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1023564-d1424361-Reviews-Ruins_of_Azuchi_Castle-Omihachiman_Shiga_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 202107 |
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