いっちゃん・広島お好み焼き

地元愛を感じる、活気ある名店。

広島駅構内の商業施設ekieの地下には、人気の広島お好み焼き店が並ぶ一角があります。福ちゃん、みっちゃん総本家、いっちゃん、麗ちゃんという「ちゃん」が店名につくお店4つが並んで営業しています。今回はいっちゃんに。本店は広島駅の北側に構えていて、ミシュランガイドにも掲載されたという名店です。真っ赤な暖簾が印象的。赤い暖簾ってなぜか、食欲がそそられます。店内は向かって左側に鉄板がありカウンター席、右側がテーブル席になっています。

回転が早いから、使い勝手がいい。

両隣のみっちゃん総本家、麗ちゃんに比べるとやや空いている印象があります。でもこれには理由が。決して人気がないという訳ではないのです。一般的には注文を受けてから焼き始めますが、いっちゃんではあらかじめベースを焼いておいて、注文に応じて具やトッピングを調理するところから始まるのです。他の店では15分ほど待ったりしますが、いっちゃんでは提供までが早く、今回も5分もたたずに運ばれてきました。とても回転が早いから、空いているように見えるのです。だからたとえば新幹線の時間が気になる時でも安心。非常に使い勝手もいいわけです。

素材の味を楽しむ、あっさり系。

注文したのは基本中の基本、肉玉そば。いっちゃんのお好み焼きはあっさりしています。ソースがあまりかかっていないこともありますが、特にキャベツがほくほくしていて、その甘みが際立って感じられます。もちろん卓上のソースとマヨネーズで自分好みに。でも個人的にはこのまま素材の味を楽しみたいと思いました。
親子三代で安心して食べられるお好み焼きを受け継いでいるそうです。店員さんもテキパキとしているし、気さくです。地元の方でしょうか、初めての来店のようでしたが店員さんに話しかけては広島弁で談笑になったり。カープの優勝時にはサービスもあるそうで、地元愛が感じられる名店でした。

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