跨虹橋
ここうきょう □広島県広島市






縮景園の中に、奇抜なアーチを描く。
跨虹橋は広島を代表する庭園、縮景園の中にある石橋です。庭園の中心部にある濯纓池に架かっている橋で、その独特のデザインと歴史的な価値から日本百名橋にも選ばれています。四季折々に美しさを奏でる庭園において常に主役であり、その存在感は際立っています。もちろん渡ることが出来るのですが、実は行ってみて分かるスリルがあったりします。写真で一目見た時から、今までに見たこともない形状に魅了されました。縮景園に入園して、まず一目散に跨虹橋へむかいました。

跨虹橋という幻想的な名前が付けられた橋は、広島を代表する庭園「縮景園」の中にある橋。


跨虹橋は「日本百名橋」にも選ばれている。


想像以上に急な弧を描いている。
まさに、「虹」のような形。
跨虹橋は長さは約25m。その大部分は池の水面と並行して伸びていますが、中央付近だけが突然急角度なアーチ橋になっています。まさに「虹」のような形。住吉大社の反橋みたいに、渡りやすさはちょっと度外視したような、見た目のインパクトが大きい形状です。直前に「滑りやすいのでご注意ください」と案内板があります。全体的に御影石で造られているようですが、近くで見ると表面はツルツルとしています。一瞬ためらったものの渡り始めると、「滑りやすい」の本当の意味がわかります。階段上になっているものの、全体のフォルムを均整の取れたアーチ状にするためか、足の踏み場までもが斜めなのです。亀の甲羅の上を歩いているようで安定しません。革靴だったので尚更。向こう側に降りる時はハラハラしました。なかなか意外なスリルがあったのですが、真横に木の補助橋がつけられているので、そちらからバイパスすることも可能です。

跨虹橋は長さは約25mだが、中央付近だけが突然急角度なアーチ橋になっている。それはまさに「虹」のような形。


緑豊かな縮景園において、一際存在感を放つ。


鏡のように美しい縮景園の「濯纓池」。
1783年から変わらない、縮景園を象徴する名橋。
跨虹橋が設けられたのは江戸時代中期の1783年。当時の藩主浅野重晟が納得いくまで作り直させたそう。確かに他に類を見ない、その曲線と端正な姿は惚れ惚れする美しい橋です。また頑丈な石橋のため原爆の爆風にも耐え、園内で破壊されなかった数少ない建造物です。縮景園を象徴する名橋として、これからも絶景の中の主役であり続けます。

大名庭園として有名な縮景園のハイライトを飾る「跨虹橋」は1783年の築造。頑丈な造りで原爆の爆風にも耐えた。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 跨虹橋 |
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所在地 | 広島県広島市中区上幟町2-11 |
問い合わせ先 | 082-221-3620 | 縮景園 |
休業日 | 12月29日~31日 |
料金 | 大人:260円、大学生:150円、高校生:150円、小中学生:100円 |
駐車場 | 有料駐車場 |
公式サイト | https://shukkeien.jp/ |
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